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下野新聞/2020/6/2 10:05
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/318172

ジョージ秋山

 漫画家の引き出しはいったいどれほどあるのか。30年ほど前、取材で足利市出身のジョージ秋山(あきやま)さんに聞いたことがある▼ペーソスあふれるギャグ漫画の「パットマンX」から、正義の不在を強烈に描いた「銭ゲバ」「アシュラ」、そして幕末の江戸を舞台にした時代劇漫画「浮浪雲(はぐれぐも)」など、それぞれ作風が大きく違うと感じていたからだ▼「僕の引き出しは一つだと思う。自分の感じたことを描いているだけ」とさらり。シャイで、正面から質問しても軽く受け流された気がした。しかし、漫画家の最低条件については強烈な自負を見せた▼「1作目に光ったものがないと駄目。小説家は才能がなくてもできるが、絵は感性がもろに出てしまうから」。人気を誇っていた「浮浪雲」についても「万巻の書を読み、そこから得たことの爪のあかほどを織り込んでいる。だてや酔狂で売れているわけではない」▼取材の終盤、「栃木から出てきて、東京に駐在しての記者の仕事は大変だろう」とねぎらわれた。漫画家になるまでの苦労を一切語らなかったが、中学卒業後に上京し、デビューするまでの自身の身の上に重ねたのかもしれない▼3年前に44年間の長期連載となった「浮浪雲」が完結。次回作の構想を練る中77歳で亡くなった。数々の作品は多くの人を楽しませ影響を与えてきた。

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