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信濃毎日/2020/5/30 10:05
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200530/KT200529ETI090006000.php

専門家会議録/同じ過ちを繰り返すのか

 新型コロナウイルス感染症の対策を話し合う専門家会議の議事録を、政府が作っていないことが判明した。
 首相官邸は議事概要と会議資料を公開しているものの、出席者の発言の詳細が分からない。内閣官房は議事録の不在を認めている。
 公文書管理法は、公文書を「国民共有の知的資源」と定義する。歴史資料として重要な文書は国立公文書館に移し、永年保存する決まりになっている。
 この法律に基づく指針に沿って新型コロナの流行を「歴史的緊急事態」に指定し、記録作成を義務付けたのは現政権だ。専門家会議は非公開で開催されており、発言の全てを残す必要がある。
 歴史的緊急事態は、東日本大震災の際、民主党政権が議事録を残さなかった反省を踏まえ指針に加えられた。当時野党だった自民党は「都合の悪い資料は隠すのか」と強く批判していた。
 指針には、政策決定の会合以外は議事概要で足りるとする“抜け道”があり、判断は行政の裁量に委ねられている。今度も内閣官房は「指針に基づいてきちんと記録は残した」と釈明する。
 感染症や公衆衛生の専門家、法律家らが出席する専門家会議は、感染状況の分析を担い、拡大防止策、緊急事態宣言の指定と解除などについて政府に提言する。「新しい生活様式」の呼びかけは、長野県を含む地方自治体の対策の柱にもなっている。
 政府方針の決定に深く関わっており、議事概要にとどめていい会合には当たらない。当の出席者からも議事録を求める声が上がっている。いまからでも作り、後の検証に生かさなくてはならない。
 首相や閣僚、省庁幹部が参加する「連絡会議」も同様に、議事録を残していない。首相が2月末に要請した一斉休校も、この会議で決まったとされる。方針を固める会議の詳細を伏せたのでは、「都合の悪い資料は隠すのか」と疑われても仕方あるまい。
 安倍政権は、陸上自衛隊の日報隠蔽(いんぺい)、森友学園を巡る決裁文書の改ざん、桜を見る会の招待者名簿廃棄といった恣意(しい)的でずさんな公文書管理を繰り返してきた。管理法の抜本的な見直しが求められているのに、肝心な元の文書に不備があれば話にならない。
 地方にとっても対岸の火事ではない。政府が宣言する前に、独自に緊急事態を宣言した自治体もあった。感染抑止に欠かせないと判断したのなら、決定の経緯はつまびらかにしておきたい。
(5月30日)


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