main menu
サイト内検索
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
OpenIDログイン

OpenIDを入力

mixi Yahoo! JAPAN Google BIGLOBE はてな livedoor エキサイト docomo ID

ツッCOM

切り抜き詳細

信濃毎日/2020/5/30 10:05
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200530/KT200529ETI090007000.php

夏の山小屋/登山者と感染対策を共に

 長野県内と県境域にある日本アルプスと八ケ岳の山小屋で、2割近くが今夏休業する。
 宿泊施設として新型コロナウイルスの感染予防が必要になる。高山の小屋では衛生を保つための物資や空間が十分確保できず、収容人数を制限すれば採算が取れないことを主な理由としている。
 一方で7割近い62軒が営業の方針を決め、早い所は6月中の開始に向け準備を進める。収容人数を半数程度に減らし、室内を消毒するなどの対応を検討中だ。
 山小屋関係者には経験のない緊張が伴う夏山シーズンに入る。安全登山の拠点としての役割と、感染予防をどう両立させていくか。山岳によって条件は異なる。課題の整理は急務だ。感染が疑われる人が出た場合の対処も想定しておかなくてはならない。
 山頂付近の山小屋は特に、手洗い用の水が限られる。トイレも感染リスクがある。大部屋では仕切りが設けにくい。天候が急変しやすくなる夏の盛りには、大勢の登山者が駆け込んだ場合に密集が生じる懸念もある。
 50軒余と最も小屋の多い北アルプスでは、多くが7月中旬からの営業を予定する。白馬岳など北部の組合はテント場も含め事前予約制にして宿泊人数を制限。登山者にシーツの代替品を持参してもらうといった指針を決めた。
 槍・穂高連峰がある南部の組合は室内の消毒を徹底するほか、登山客にマスクや消毒液の持参を求めることも検討している。
 登山者にも例年以上の装備に加え、入念な体調管理や負担の少ない計画の立て方、水など衛生面の自己管理が求められる。
 小屋の「3密」を避けるため、外で個別にテント泊ができる準備も考えたい。し尿の放置は感染源となる恐れもあり、専門家は携帯用トイレの必要性を指摘する。確実に周知していきたい。
 現状を山小屋側が利用客に伝える以外に、県、山岳会、案内人組合なども、それぞれのルートを通じ情報発信してほしい。
 今夏、登山者がどの程度訪れるかは未知数だ。山小屋の中には、不採算を承知しつつ「登山道整備や救助を担っている以上、閉めるわけにいかない」との声もある。一帯の環境維持を担う小屋に対する公的な支援も検討していく必要があるのではないか。
 県内の高山で人気のコースはこれまで、殺到する登山者の踏み荒らしやごみ問題も起きていた。改めて山岳環境の在り方を考える機会ともしたい。
(5月30日)


コメント一覧


 

 

©太陽と風と水, 2011/ info@3coco.org  本サイトについて