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切り抜き詳細

下野新聞/2020/5/28 10:05
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/316413

ライチョウ

 東京の大森貝塚を発掘した米動物学者エドワード・モースは、1877年7月に奥日光を訪れた。日記には「蜻蛉(とんぼ)が何百万という程、群がって飛んでいた。私はこんなに沢山(たくさん)いるのを見たことがない」とある▼秋には平地に移動する、いわゆる赤トンボのことだ。かつてはまちなかでもよく見掛けたが、農薬などが原因でここ30年の間に激減したと言われる▼那須どうぶつ王国の佐藤哲也(さとうてつや)園長はその結果、稲の害虫を食べる存在が減り、水田を取り巻く生態系に悪影響を与えているとみる。トンボに限らず「生態系にとって、いなくなっていい生き物なんていない」と力を込める▼王国は3年前から環境省の事業に参加して、国の天然記念物で絶滅が危惧されるニホンライチョウの人工繁殖に取り組む。冬は純白の羽に変わる美しいこの鳥を、トキやコウノトリの二の舞にさせたくないとの使命感が原動力になっている▼弱く、ふ化しても死んでしまうことが多かったが、卵を預かり3年前に生まれた雌の1羽だけは順調に育っている。飼育する中で産卵時期などさまざまなことが分かってきたという▼今年は上野動物園などから4羽を受け入れ、王国の雌も加えてペアリングを図っている。そろそろ産卵が始まる。ひながすくすくと成長し、いつの日か自然に帰せることを心待ちにしたい。

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