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熊本日日/2020/5/27 10:05
https://kumanichi.com/column/syasetsu/1473018/

プロ野球6月開幕/「新たな日常」の先駆けに

 新型コロナウイルスの感染拡大で開幕を延期していたプロ野球について、12球団代表者会議が、セ、パ両リーグ公式戦を、6月19日に開幕することを決めた。

 当初予定だった3月20日から約3カ月遅れ。4月に政府が緊急事態宣言を発令して以降、国内のプロスポーツで公式戦開催が決まったのは初めてである。

 スポーツ界における「新たな日常」の先駆けとして、ファンを楽しませるとともに感染抑止と両立させる、他のスポーツの指針ともなるような運用モデルを構築してもらいたい。

 プロ野球は、政府のイベント自粛要請を受け、2月末からオープン戦を史上初の無観客試合で実施。その後の公式戦については延期を重ねてきたが、5月25日の緊急事態宣言の全面解除で、開幕する条件が整ったと判断した。

 感染予防のため、当面はオープン戦と同様に無観客試合で行う。レギュラーシーズンは各チーム143試合から削減され120試合となる予定。日本シリーズは11月21日に開幕し、11月中にシーズンを終える。

 運用の詳細については発表されていないが、斉藤惇コミッショナーは「できるだけ移動距離を短くし、移動頻度も落とす。1カ所の試合が長くなるよう工夫している」と説明。セは当面、関東圏に試合を集中。広域に球団が分散しているパは、同一カード6連戦を取り入れるとみられる。

 試合や練習などでの感染予防策は日本野球機構(NPB)が作成するガイドラインにまとめ、近く公表される。ハイタッチなどの禁止や、選手と球団職員らとの動線の分離などが示されそうだが、選手会などとも十分に調整し、関係者の不安を招かない努力を尽くすべきだ。

 一番の課題は、3密を避け社会的距離を確保しながら、観客入場をいつどのようにして始めるかだろう。

 大枠については、政府が段階的に入場者数を増やすプロスポーツイベントの制限緩和の目安を提示。入場開始後の具体策としては、Jリーグと連携し感染対策の専門家も交えて設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」が、肩を組んだりするなどの集団応援の自粛、入場時の検温、飲食物の販売制限などを提言している。

 これらをガイドラインに取り入れ、国や開催場所の自治体などとも協議した上で運用し、新たなスポーツ観戦の形を早期に確立してほしい。それは後に続くJリーグなどのプロスポーツ、さらにアマチュアスポーツ開催の手本ともなるはずだ。

 野球を巡っては、春に続き夏の甲子園中止も決まり、ファンを落胆させたばかりだった。コロナ禍で「不要不急」のものとされたスポーツだが、本来は社会が閉塞[へいそく]感に覆われた時にこそ必要とされる、人々の気持ちを前向きにさせる営みであろう。関係者の工夫と努力で、その力が発揮されることを期待したい。


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