main menu
サイト内検索
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
OpenIDログイン

OpenIDを入力

mixi Yahoo! JAPAN Google BIGLOBE はてな livedoor エキサイト docomo ID

ツッCOM

切り抜き詳細

徳島新聞/2020/3/26 6:05
http://www.topics.or.jp/articles/-/341778

東京五輪延期/決意新たに万全の準備を

 新型コロナウイルスが「パンデミック(世界的大流行)」にあることを考えれば、今夏予定の東京五輪・パラリンピックの1年程度の延期は妥当な判断だろう。
 「延期を含めて検討し、4週間以内に結論を出す」とした国際オリンピック委員会(IOC)の発表を受け、安倍晋三首相がIOCのバッハ会長と電話会談。安倍首相は1年程度の延期を提案し、バッハ氏が同意した。その後のIOC臨時理事会でも来年夏までに開催することが承認された。
 日本国内での感染はある程度抑えられているものの、欧米では深刻さを増している。開催を不安視する声が高まっていただけに、早期に結論が出たことは歓迎できよう。
 五輪の延期は夏季、冬季を通じて初めてだ。クリアすべき課題は多いが、IOCはもとより日本の威信もかかっている。選手や関係団体は決意を新たに、全力で開催準備に取り組んでもらいたい。
 異例の事態であり、IOCの方針転換に理解を示す向きは多いだろう。としても、この10日間の迷走ぶりは目を覆いたくなるほどだ。
 世界中のスポーツイベントが相次いで中止や延期に追い込まれ、五輪の代表選考に関わる大会も次々と影響を受けている。約1万1千人の出場枠のうち43%が未確定で、練習すら十分にできない選手も少なくない。
 選手や競技団体がそうした窮状や開催延期を訴えても、IOCは耳を傾けなかった。競技団体や各国のオリンピック委員会などと緊急会議を開いたのは、感染が世界中に広がり始めて1カ月半以上もたってからだ。
 17日の臨時理事会でも、スポンサーへの配慮からか「予定通りの開催」を主張していた。ところが、そのわずか5日後に方針転換した。選手や各国のオリンピック委員会などの強い批判に耐えきれず、軌道修正を迫られた形だ。
 IOCが重視する「選手ファースト」とは懸け離れた対応であり、選手や競技団体の間に不信感が高まったのは当然だろう。独断的な姿勢が選手や関係者との溝を深めていることを、バッハ氏は認識すべきである。
 今回のIOC理事会では、日本が危惧していた中止の事態は回避された。ただ、6年余りをかけて運営の準備をしてきた大会組織委員会は大半を再検討し、精査しなくてはならなくなった。
 競技会場や宿泊施設、ボランティアの確保、競技ごとの大会日程の調整に加え、追加の費用負担も大きな問題となる。「調整だけで1年はかかる」と言われるほどで、ハードルは高い。
 時期の大まかな目標が定まっただけで、具体的な開催日程は決まっていない。感染の長期化を見据えたシナリオをつくる必要もあろう。これからの1年、前例のない混乱と、いばらの道を覚悟しなければなるまい。


コメント一覧


 

 

©太陽と風と水, 2011/ info@3coco.org  本サイトについて