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徳島新聞/2020/3/24 6:05
http://www.topics.or.jp/articles/-/340670

阿波銀プラザ新装/徳島の元気を育む場に

 長年にわたって県内美術愛好家の発表の場として親しまれてきた阿波銀プラザがリニューアルされた。徳島では数少ない、市民が無料で利用できる本格的なギャラリーの一つだけに、今後の展開が楽しみだ。
 阿波銀プラザは、徳島市東新町商店街の西側入り口に昨年末オープンした阿波銀行本店営業部ビルの2、3階にある。2階は縦約2・8メートル、幅約35メートル、3階では縦約4・7メートル、幅約24メートルの壁面に絵画や書、写真などを掲げることができ、立体作品を展示することも可能だ。
 2種類の大きく異なった壁面を利用できることは興味深い。芸術作品には、それぞれの作品にふさわしい見せ方があり、単に広ければ良い、高さがあれば良いというわけではない。どういったイメージを持ってスペースをいかに活用するのか、展示する側にとっても腕の見せどころとなるのではないだろうか。
 1月から特別展示として徳島市の洋画家黒﨑志郎さんの遺作展などが開かれ、今月もオープン記念と銘打った阿波市の洋画家河野宗之蒸さんの油彩画展をはじめ個展やグループ展が次々と予定されていた。ただ、新型コロナウイルスの拡大を受けて月内の展示はすべて中止となっており、しばらく鑑賞の機会が失われたのは残念でならない。
 一方で、いったん中止となったグループ展の代表者からは、早々に再度利用の申し込みをしてかなり先にはなるけれど阿波銀プラザで展覧会を行うことになったという、うれしい便りも届いている。こうした状況の中でも、目標を見失うことなく創作の芽を育んでいる姿勢がうかがわれ、頼もしい限りだ。
 このように県内の美術愛好家と密接につながる阿波銀プラザだが、前身の阿波銀新町ビルがオープンした1997年から、その関係は紡がれてきた。こけら落としの記念展は、県内の美術愛好家が所蔵する、東山魁夷や平山郁夫ら日本を代表する作家の作品をそろえた「県内所蔵美術展」。その後も多くの展覧会が開かれ、県民の創作発表と鑑賞の場となってきた。
 ビルの建て替え中も、近くの東大工町に臨時ギャラリーを設け、約2年の間、展示の場を途切らせることなくつないできた。長年にわたって徳島の文化を下支えし続けてきた功績は大きく、今後もさらなる発展を望みたい。
 新しいビルにはギャラリーの他にも、徳島の歴史を紹介するコーナーや観光地の映像鑑賞ブース、図書コーナーの他、勉強や事務作業に使える場も設けられている。市民に開放された公共スペースが充実し、その面積は建物の約6割に及ぶという。
 東新町をはじめ、周辺商業地の沈滞と、活性化の必要性が叫ばれて久しい。この場所が人を呼び込み、徳島の文化に刺激を与え、徳島の元気を育む拠点となることを期待したい。


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