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徳島新聞/2020/3/13 6:05
http://www.topics.or.jp/articles/-/335728

選抜高校野球中止/「苦渋の決断」やむを得ない

 甲子園球場で19日に開幕する予定だった選抜高校野球大会の中止が決まった。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中で、球児の健康を考慮すれば、やむを得ない決断だろう。
 専門家の指摘では、球場など屋外で感染するリスクは低いという。心配されるのは宿舎での生活だ。一部屋に複数で泊まり、食事も共にするため、1人でも感染者がいると大勢に広がる恐れがある。関西で感染者が増えている事情も背景にあった。
 主催する日本高野連などは「選手の健康、安全を最優先に判断した」と中止の理由を説明した。
 選抜大会は1924年に始まり、太平洋戦争の影響で42~46年に中断されたが、予定されていた大会が中止されるのは初めて。阪神大震災が発生した95年、東日本大震災の2011年も開催が危ぶまれたものの、鳴り物の応援を禁止するなどして行われた。
 今回は日本高野連が無観客での開催を打ち出した4日以降も感染が拡大。専門家からは総合的に「万全」とのお墨付きは出ず、10日には安倍晋三首相がイベントの自粛の延長を要請するなど開催を巡る情勢は厳しくなった。
 「球児に甲子園の土を踏ませたい」とぎりぎりまで開催を検討した主催者にとっては、苦渋の決断だったのではないか。
 「悔しい」「仕方ない」。出場が決まっていた高校の選手は一様に表情を曇らせた。初出場校はなおさらで、涙を浮かべる選手もいた。球児にとって甲子園は幼いころからの憧れの場所である。選手の気持ちを思うと胸が痛む。
 今回、徳島県からの出場はなかったが、昨年は富岡西高校が21世紀枠で甲子園初出場を果たした。夢の舞台に立ったナインは優勝校を相手に接戦を演じ、球場を沸かせた。選手の力を引き出し、その後の人生にも影響を与える場が甲子園なのだろう。
 夏の選手権と並んで人気のある国民的イベントとあって熱心なファンも多い。超高校級選手の活躍だけでなく、成長途上の球児の懸命なプレーが見る人を魅了してきた。無観客でも試合をするべきだったという意見もある。
 ただ、高校スポーツ大会はファンのために行われるのではなく、教育の一環であることを忘れてはならない。
 学校自体が休校になり、どの部活動も普段の練習さえできない状況にある。野球以外の競技団体は感染拡大を避けるため、賛否がある中、早々と高校選抜大会の中止を決めた。野球だけ対応が異なるとなれば、違和感が残ったに違いない。
 今後、スポーツに励む全ての高校生が目指すのは夏の大会である。暑さの中で勝ち上がるには体力と粘り強い精神力が必要だ。練習が限られる今こそ、基礎体力を養う好機でもある。高校生活の集大成となる夏に向け、気持ちを切り替えて臨んでほしい。


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