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徳島新聞/2020/2/21 6:05
http://www.topics.or.jp/articles/-/326130

/船内感染で死者/政府の対応に問題ないか

 死者を出した事実はあまりに重い。政府は深刻に受け止めるべきだ。
 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で起きた新型コロナウイルスの集団感染で、乗客2人が亡くなった。80代の日本人男女で、乗船者の死亡は初めて。国内で死亡した感染者は3人となった。
 クルーズ船の乗客乗員約3700人のうち、感染者は600人を超えている。なぜここまで感染が拡大したのか、しっかり検証しなければならない。
 国立感染症研究所がおととい発表した分析結果によると、死亡した2人を含む乗客の多くは、客室待機が始まった5日より前に感染したとみられる。
 1月に途中で下船した香港人男性の感染が判明したのは今月1日。その後も、船内で乗客同士が交流するイベントが催されていたという。早期に客室待機などの措置を取っておけば、感染はここまで広がらなかったのではないか。初期対応に問題があったと言わざるを得ない。
 政府の対応は二転三転した。当初、症状のない人は下船させる予定だったが、横浜港に入港した直後の検疫で10人の感染者が見つかると、客室待機に方針転換した。その後、感染者が次々と確認される中、持病が悪化して救急搬送される人が出始め、健康観察期間の2週間を待たずに、14日から高齢者らの下船を認めることにした。
 水際対策にこだわり、船内感染への対応が後手に回ったのは明らかだ。
 国立感染症研究所の分析では、客室待機後も客室内や乗員の感染が続いていたとしている。
 乗客の検査態勢が整っておらず、下船しても受け入れ施設がないという事情があったにせよ、無症状の人や検査で陰性だった人まで、感染の危険性のある船内にとどめておく必要があったのか、との疑問は拭えない。
 乗客はSNSで、船内の窮状や感染への恐怖を訴えた。持病薬の提供など生活支援にも課題を残した。
 海外のメディアや専門家は「過去に例を見ない失敗」「人をとどめ続けるのは倫理的でなく、全く誤った判断」と日本の対応を酷評した。米国などは業を煮やし、チャーター機などで自国の乗客を帰国させている。
 さまざまな批判に、菅義偉官房長官は「適切だと思っている」と述べ、加藤勝信厚生労働相は「とどめておいたのではない。検疫していた」と反論した。だが、もはや強弁にしか聞こえない。
 そんな中、小泉進次郎環境相、森雅子法相、萩生田光一文部科学相の3閣僚が、16日にあった新型肺炎の政府会合を欠席していたことが明らかになった。地元のイベント参加などが理由だ。
 危機意識の欠如には驚くほかない。政権の気の緩みが事態の悪化を招いたと言われても仕方あるまい。


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