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愛媛新聞/2020/2/18 10:05
https://www.ehime-np.co.jp/article/news202002180022

国会での問題発言/互いに尊重し合い建設的議論を

 衆院予算委員会で建設的な議論が行われていない。安倍晋三首相は野党の質問に正面から答えず、挑発的な発言や、やじを繰り返している。閣僚も資質が疑われる答弁が目立つ。議会制民主主義の理念を揺るがす危機的な状況にある。
 首相はやじについて「質疑終了後、不規則な発言をしたことをおわびする」と謝罪したが、当然である。国会は与野党が主張を堂々と述べ合い、議論を通じてより良い結論を導き出す場だ。互いの発言や立場を尊重しなければ実りある議論はできない。政府、与党は真摯(しんし)な姿勢で国会審議に臨み、「言論の府」にふさわしい論戦を国民の前で繰り広げなければならない。
 問題となったのは、立憲民主党の辻元清美氏に対して飛ばしたやじだ。辻元氏が桜を見る会の私物化疑惑などを挙げ「タイは頭から腐る」などと質問を終えた直後、首相は自席から「意味のない質問だ」と声を荒らげた。続いて質問した野党議員に「罵詈(ばり)雑言の連続で、反論の機会が与えられなかった」と理由を述べ、開き直った。
 首相にとって耳の痛い指摘だったかもしれない。しかし質問は議員の権利であり、それに対し答弁するのは義務である。どんな質問であろうと、論理的に答えねばならない。「意味がない」と首相が言うように質問の価値を答弁者が判断するのならば、自らに都合のよい問題しか議論されなくなってしまう。
 閣僚の言動にも問題が多い。北村誠吾地方創生担当相が不安定な国会答弁を続けている。桜を見る会の公文書管理に関する野党の追及に対し、答弁に窮する場面が見られる。審議がたびたび中断し、野党側は「基本的なことがかみ合わない」と反発する。菅義偉官房長官は「閣僚としてしっかり務めている」と擁護するが、北村氏の大臣としての資質を疑わざるを得ない。
 予算委の棚橋泰文委員長による偏った議事進行が事態をさらに悪化させている。首相がやじを飛ばした際は「私には聞こえなかった」として、野党の理事が審議を止めて事実確認するよう求めても応じなかった。北村氏の答弁を巡っては、内閣府幹部に答えさせ、その後、北村氏に述べさせる対応を連発した。中立の立場で公平な委員会運営をするよう求める。
 最近の安倍内閣に対する国民の目は厳しい。共同通信社の世論調査によると内閣支持率は41.0%で、1月の前回調査から8.3ポイント急落した。森友学園問題を巡る決裁文書改ざん発表後の2018年3月以来の大幅下落だ。首相の居丈高な国会答弁が要因との声は野党だけでなく与党からも上がっている。
 首相は「閣僚席からの不規則発言は厳に慎むよう首相として身を処していく」と言動に気を付ける意向も示した。以前から反省の弁は述べるものの結局、同様の言動を繰り返している。今度こそ謙虚な姿勢で丁寧に説明責任を果たしてもらいたい。


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