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宮崎日日/2020/1/17 8:05
http://www.the-miyanichi.co.jp/shasetsu/http://www.the-miyanichi.co.jp/shasetsu/_43065.html

宮日農業技術賞

◆次代見据える生産者に期待◆
 第62回宮崎日日新聞農業技術賞の贈呈式がきょう、宮日会館で行われる。本県農業の振興を目的に1959(昭和34)年に創設され、今回の受賞者は個人2、団体6の計8組が選ばれた。畜産、茶、野菜など多様な分野で、新時代の農業を切り開こうと努力を重ねた方々だ。
 2018年度の国内の食料自給率はカロリーベースで37%と過去最低水準になった。自給率が下がれば当然、輸入に頼らざるを得ず、輸送に伴う二酸化炭素排出など環境への負荷が大きくなってしまう。温暖化対策の徹底が求められている昨今、地域の農業を守り育てる現代的意義はここにある。
 さらに、耕作放棄地の増加が懸念されている中で、見直されているのは水田や畑、森林が持つ国土保全機能だ。大雨による土壌流出や地滑りを防いでくれる。ほかにも美観保全や地域コミュニティー維持などで大きな役割を果たしている。単なる食材供給だけではない、多面的な機能を持つ農業をどう継承するかを考えるときだ。
 今回の受賞者たちはそうした観点からも、次代を見据えた取り組みを示している。会員間の情報共有と研さんに努め、収量と品質の向上に余念がない。情報通信技術(ICT)を活用したスマート農業の姿もある。
 若手ピーマン生産者でつくる「ハッピーマン」=西都市穂北=は環境測定装置などを導入しデータを分析、技術向上に生かす。門川町高糖度トマト生産組合はクラウド型データベースシステムを導入し、情報共有を容易にした。高糖度トマトを差別化して売り出す態勢に一役買っている。
 生産者が集まる場は課題を語り合うと同時に、アイデアが生まれる格好の場でもある。西諸茶業青年会=小林、えびの市、高原町=はパッケージの考案や機械改良などを手掛け、興譲塾=宮崎市、国富町=は6次産業化や労務管理に関する研修会を重ねた。
 JA都城施設きゅうり専門部会庄内支部は毎月検討会を行い、先進技術を導入した支部員が成果を公開して全員の収量アップに貢献。歌糸集落鳥獣被害対策研究会女性部=延岡市北浦町=は防護柵設置や田畑の点検を行い、栽培技術を習得。住民に活動成果をPRしている。
 個人はキンカンや日向夏ミカン、イチゴ、スターフルーツを複合経営し周年出荷体制を築いた鬼塚晃、里美さん夫婦=串間市、西臼杵郡最大規模の繁殖肉用牛を生産し質量ともに地域の畜産をリードする興梠哲法さん=高千穂町=が名を連ねた。
 日々の食卓を彩る本県農業の豊かさと生産者の奮闘に感謝しつつ、心から受賞を喜びたい。


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