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北國新聞/2020/1/13 2:05
http://www.hokkoku.co.jp/_syasetu/syasetu.htm?食の人間国宝 拙速避け厳格な基準作りを

食の人間国宝/拙速避け厳格な基準作りを

 文化庁は、芸能や工芸の分野で高い技術を持つ個人に与えられる「人間国宝」の対象に、和食の料理人や酒造りの職人(杜氏(とうじ))を加える方向で検討に入った。全国有数の和食どころである石川は料理人の層が厚く、余人を持って代え難い「食の人間国宝」を輩出する可能性も高まる。ただ食に関する定義は幅広いだけに、どのような技術や業績を認定するのか、慎重な議論を重ねた上で厳格な基準を設け、大方の専門家が納得する達人を選びたい。
 人間国宝(重要無形文化財保持者)制度は1954年に創設され能楽や歌舞伎などの芸能系、陶芸や漆芸といった工芸系で現在120人近くが認定され、石川からは工芸で9人が名を連ねる。
 今回は7年前に「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことをきっかけに、その対象を食の分野にも広げる試みであり、文化庁は4月から人間国宝の候補となり得る料理職人や、伝統技術などの実態調査に着手し、認定の基準づくりを進める。
 工芸の場合、日本伝統工芸展に出品し、受賞を重ねることが認定へのステップになる。しかし食文化の場合は、卓越した技を体現した名人を評価する指標がまだ固まらず、「うまい」「まずい」といった主観的な判断が前面に出がちになることも否めない。こうした点に細心の注意を払い、人間国宝の品格を汚さぬ認定基準を設けてほしい。
 人間国宝と同様に、さまざまな分野で優れた技術、業績を持つ人を表彰する国の制度としては「現代の名工」があり、料理も含まれる。石川から過去に何人もの和食料理人や杜氏が選ばれてきたことを見ても、当地に人間国宝を生む素地があると言えよう。
 金沢では近年、和食を学ぶ海外の一流シェフを受け入れ、昨年は高校生が創作料理の腕を競う「和食甲子園」が開催されたように、食をキーワードに広く人を呼び込む環境も整い始めている。
 人間国宝の拡充を起爆剤に、質の高い当地の食文化の魅力を発信するとともに、地元で修業に励む若手料理人たちの意欲を高め「食の王国」としての石川の知名度をより一層高めていきたい。


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