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徳島新聞/2020/1/7 6:05
http://www.topics.or.jp/articles/-/306314

勝浦町の恐竜化石/貴重な発見PRに生かせ

 勝浦町が恐竜ブームに沸いている。これまでに、恐竜を含む脊椎動物などの化石が100点以上発見された。
 昨年3月と12月には、肉食恐竜のものとみられる化石が発掘調査などで相次いで見つかり、恐竜ファンの関心をつかんだようだ。この盛り上がりを維持し、勝浦に「恐竜のまち」の顔を定着させたい。
 出土した肉食恐竜の化石は獣脚類と呼ばれる分類のもので、3月に発表されたのは左脚のすねの一部、12月は歯だった。肉食恐竜の歯が、鋭くとがった完全な形で残っていたのは中四国初という。
 勝浦は、1994年に鳥脚類の草食恐竜イグアノドン類の歯が発見されたことで知られる。四国初の恐竜の化石として脚光を浴びたが、後に続く発掘もなく、次第に下火となった経緯がある。
 だが、阿南市の親子が2016年、竜脚類の草食恐竜ティタノサウルスの仲間とみられる歯の化石を発見。18年には同じ仲間の歯や、骨と骨をつなぐ腱の部分が見つかり、再び話題となった。カメの甲羅やサメの歯、ワニの背骨といった多種多様な化石も大量に出土している。
 化石発見の件数は、最近2年間の伸びが目覚ましい。注目すべきは、見つかった場所の大半が恐竜化石を多く含む地層「ボーンベッド」と、その付近ということである。
 勝浦のボーンベッドは白亜紀前期(約1億3千万年前)の地層で、18年に確認された。国内では北海道や福井、熊本など10カ所しかなく、中四国ではここだけだ。
 しかも、他に例がない海に面していた場所のもので、専門家の間では、古代の海岸の状況を探る上でも貴重との見方が強い。
 ボーンベッドと確認されたのを契機に、重機を使うなど県が発掘調査に本腰を入れたことによって、肉食恐竜の化石など価値ある発見にも結びついている。今後の出土も期待できよう。
 子どもから大人まで幅広く人気のある恐竜は、訴求力が大きい。恐竜のまちのブランド化に成功した福井県では、県立恐竜博物館に年間90万人以上が全国から訪れている。
 福井の成功を見習いたい。そのためには、引き続き発掘調査に注力する必要がある。
 勝浦には、イグアノドン類の化石発掘を受け、地元のNPO法人が手作りの大型模型や休憩所を設けた「恐竜の里」がある。値打ちのある調査実績を重ねれば、拠点の充実を求める声がおのずと高まるだろう。その時には、県や町が拠点整備に乗りだし、本物志向を追求すべきである。
 いつ訪れても見て、触れて楽しむことができる場所があれば、当地の魅力となって経済的な効果をもたらし、町おこしのシンボルにもなる。
 ある恐竜の研究者は「1億年前の真実を手に取ってみられることが何より楽しい」と話している。化石発掘のそんな魅力を、勝浦からも発信できるはずだ。


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