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徳島新聞/2019/12/26 6:05
http://www.topics.or.jp/articles/-/302739

秋元衆院議員逮捕/IR汚職の全容解明を

 中国企業を巡る外為法違反事件は、現職国会議員の汚職事件に発展した。
 東京地検特捜部は、日本でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業への参入を目指す中国企業側から、現金などの利益供与を受けたとして収賄容疑で、きのう自民党の衆院議員秋元司容疑者(同日離党)を逮捕した。容疑が事実とすれば言語道断だ。
 特捜部は、同党の白須賀貴樹衆院議員らの事務所も家宅捜索。事件はさらに拡大する可能性がある。
 IR事業は、安倍政権の成長戦略の目玉だ。だが、ギャンブル依存症の増加、生活環境悪化を懸念する声が多く、反対運動も起きている。野党はカジノ営業を禁じる法案を提出する方針だ。事件を機に、事業を改めて検証すべきである。
 逮捕容疑によると、秋元容疑者はIR担当の内閣府副大臣だった2017年9月、中国企業側からIR事業を行うための便宜を図る見返りに現金300万円を賄賂として受け取った。18年2月にも、妻子と共に北海道旅行に招待され、航空運賃や宿泊代など約70万円相当の利益供与を受けた疑いが持たれている。
 事実ならIR事業を利用して、私的利益のため収賄に手を染めていたことになる。
 秋元容疑者は、カジノ解禁を推し進める超党派の「国際観光産業振興議員連盟」に所属。16年12月の臨時国会で、IR整備推進法案を、民進党(当時)などの反対を押し切って採決した衆院内閣委員会で委員長を務めた。
 中国企業とはどのような関係だったのか。事件の経緯を見ると、北海道留寿都村が誘致していたIR事業への参入をもくろむ中国企業側が、IR推進派として知られる秋元容疑者に接近し、急速に親密になったことがうかがえる。
 オンラインカジノなどを手掛ける中国企業は、17年7月に日本法人を設立。翌8月に那覇市でシンポジウムを開き、秋元容疑者は最高経営責任者と共に講演した。
 その4カ月後に、白須賀氏らと広東省深圳市の本社を訪れている。一企業との付き合いとしては常識を超えていると言わざるを得ない。
 逮捕の端緒となったのは、中国企業が多額の現金を不正に持ち込んだとされる外為法違反事件である。
 中国企業が税関で申告できなかった理由があるはずだ。IR参入に絡む資金だったのか、秋元容疑者が資金の流れに関与していたのかなど、金の流れの解明も待たれる。
 10年ぶりの現職国会議員の逮捕は、安倍政権に打撃となろう。先の臨時国会で「政治とカネ」の問題に絡み2閣僚が辞任し、「桜を見る会」を巡る疑惑が浮上したばかりだ。
 しかし、いずれの問題もうやむやにしてきた。そうした体質が、議員のたがを外し、モラルの欠如を生んだとは言えまいか。
 捜査当局は、全容究明に全力を挙げてもらいたい。


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