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高知新聞/2019/12/3 10:06
http://www.kochinews.co.jp/article/328682/

桜を見る会/疑惑のオンパレードだ

 安倍晋三首相が主催する「桜を見る会」を巡る疑いは、やはり晴れなかった。
 きのう参院本会議が開かれ、2018年度決算を審議する中で与野党の議員がこの問題を取り上げた。
 安倍政権下、参加者や予算が急激に膨らんだのはなぜか。公的行事を選挙や後援会活動に利用したのではないか。廃棄された招待者名簿は本当に復元できないのか。
 数々の疑惑を解明するには予算委員会での集中審議など、より丁寧な質疑が不可欠である。
 桜を見る会を巡っては、首相官邸や与党が招待者を推薦する事実上の「政権枠」があり、首相の地元後援会関係者も多数招かれていた。参院選を前に、与党の支援者が多数参加できるようにしたケースもあったとされる。マルチ商法を展開し破綻した「ジャパンライフ」の元会長や、反社会的勢力とみられる人物も参加するなど、次々と疑惑が浮かび上がっている。
 なぜ招待者が増えたのか。
 首相は「長年の慣行」「招待基準が曖昧だった」の一点張りである。しかし開催要項では皇族や各国駐日大使のほか各界で功績のあった代表者らとなっており、基準は一定明確だったはずだ。曖昧にしたのは政権枠などを設けた政治家であり、とりわけ長期政権下で急増させた安倍首相の責任は重大であろう。
 ジャパンライフ元会長は招待状に振られた区分番号から、首相の推薦枠だった疑いがある。ところが、首相は「番号は会の終了をもって使用目的を終えている。情報を保有していない」「個人情報についての回答は控える」と述べるだけだ。
 真相究明に欠かせない招待者名簿の電子データ復元についても、「サーバーのデータ破棄後、バックアップデータの保存期間を終えた後は不可能」とする。これも額面通りに受け取るのは難しい。専門家の見解を踏まえた検証が要る。
 公文書のずさんな管理は今に始まったことではない。陸上自衛隊の日報や森友・加計学園問題などでも決裁文書などが隠され、改ざんされ、廃棄されてきた。
 首相と親しい一部の関係者が優遇されたのではないか。官僚の忖度(そんたく)の下、行政の公平・公正さがゆがめられはしなかったか。政策決定過程の不透明さも、安倍政権のあしき体質であろう。
 桜を見る会の問題も、同じ根っこから生じた疑惑のオンパレードの様相を呈している。
 共同通信の世論調査によると、桜を見る会に関する安倍首相の発言を「信頼できない」とする人が69・2%に上っている。首相が招待者の人選について関与を否定していた国会答弁を事実上、修正したことなどが影響していよう。
 事実の解明はなおざりに、再発防止を前面に出してやりすごす。これも安倍政権の「常とう手段」だが、それでは国民の不信は募るばかりだ。そう肝に銘じるべきである。


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