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福井新聞/2019/11/13 8:05
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/972515

獣害増の陰に狩猟者不足/若手確保へ魅力伝えたい

 県内でクマの出没が相次ぎ、10月以降、奥越を中心に計9人のけが人が出るなど被害が深刻化している。イノシシやシカによって農作物や森林が食い荒らされる状況も相まって、増えすぎた野生鳥獣の個体数を適正に維持する手段として、狩猟の担い手や猟友会の役割の重要性が増している。
 県自然環境課によると、県内の狩猟免許所持者は2018年度で1606人。田畑の鳥獣害対策としてわな猟の免許を持つ人が増え、近年は横ばい傾向だが、60歳以上が6割と高齢化が進む。全国の所持者は15年度で19万人と約40年前の3割台に低迷している。
 ハンターの減少と高齢化は全国的な課題で環境省は12年度から若手の確保に向け、各地で「狩猟の魅力まるわかりフォーラム」を開催しており、10月には大野市でもあった。
 大野会場では猟銃と同じ重さと大きさの模擬銃やわなが展示され、模擬銃を使って映像に映し出されたシカを撃つ体験コーナーが設けられた。ジビエ料理の試食も含め、若者や家族連れらでにぎわった。
 県内の若手ハンターによるパネル討論もあり、狩猟を始めたきっかけや魅力などが語られた。20代の主婦は18年の記録的大雪によって物流が止まった際に保存していたイノシシ肉が役立ったことをきっかけに、自分で食料を調達することの大切さを感じ、免許を取得したと明かした。
 30代の男性会社員は狩猟経験を「命の重みをより知ることができ、猟友会での付き合いも含めて価値観が広がった」と語った。来場した20~30代からは「狩猟は特別なことでなく暮らしにつながっていると感じた」との声が聞かれた。
 ただ、免許取得には費用が数万円かかる。鳥獣害対策として費用の一部を補助する市町もあるが、道具の初期費用は、わな数万円、猟銃数十万円と高額だ。
 同フォーラムを共催した県猟友会の齊藤藤伸会長もハードルの高さを認めた上で「若い人には細かくフォローして狩猟の魅力を伝えたい」と語る。中古の銃を探したり、将来ジビエ料理店を開きたいという若者の相談にも応じたりする。かつて年長者の姿から学んだ捕獲方法も、若手には現場で丁寧に教えるなど、組織ぐるみで若手育成に取り組む構えだ。
 豚コレラ対策もあり、ハンターの社会的役割がクローズアップされがちだが、狩猟そのものに楽しみを感じられなければ一歩は踏み出せないだろう。魅力を地道に伝えることが、若手確保には欠かせない。


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