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陸奥新報/2019/11/8 10:07
http://www.mutusinpou.co.jp/index.php?cat=2&マラソン会場変更「安全確保へ不断の努力を」

マラソン会場変更「安全確保へ不断の努力を」

 東京五輪のマラソン会場が札幌市に変更されることが決まった。五輪期間中は酷暑が予想され、選手や観客、運営ボランティアの暑さ対策が十分か不安は尽きない―と、この欄で指摘し3カ月。賛否はあるようだが、関係者全員の安全が最優先であることは論をまたない。他競技についても引き続き安全確保を第一に対策を講じてもらいたい。
 東京五輪のマラソンは女子が8月2日、男子が同9日、競歩は7月31日と8月7、8日。ちなみに今年8月2日の東京都の最高気温は35・1度、昨年は37・3度だった。天候にも左右されるが、むしろ雨の日は湿度が上がり70%を超す。熱中症の危険度が最高レベルとなる温度であり、湿度だ。
 組織委員会は暑さを考慮して当初の計画からマラソンが午前6時、男子50キロ競歩が午前5時半のスタートに早められるなどの対策を取った。東京都も暑さを軽減する路面の塗装など工夫したが、根本的な解決にならないことは関係者誰しもが分かっていた。
 国際オリンピック委員会(IOC)が急きょ会場変更を決めた背景には、9月から10月にかけてドーハで開催された世界選手権のマラソンで、気温30度超、湿度70%超の環境下で棄権者が続出したことがある。
 実際、組織委の森喜朗会長は「IOCのバッハ会長は(ドーハと)同じことが東京で起きたらIOCと東京大会が批判の渦に巻き込まれると考え、会場変更を決意した」と明かす。
 つまりIOCは五輪の商業価値を守るため、「アスリートファースト」を楯に強引に変更を決めたということになる。IOCの意向に沿って準備を進めてきた組織委や都、関係者の努力を無視した、あまりにも場当たり的な判断だ。
 会場変更の意思決定に不透明さは残るが、選手、観客、ボランティアの安全を考えれば、札幌開催に向け全力で準備するしかない。ただ、残り10カ月という短期間での準備に課題は山積している。
 コースは毎夏行われている北海道マラソンが参考となるようだが、コース決定までにはさまざまな段階を踏む必要があり、沿道の警備や輸送の計画も白紙から検討することになる。
 もちろん東京を想定して準備を進めてきた選手や各国チーム関係者も、新たなコースに関する情報をゼロから収集することになる。
 さらにはマラソンの発着点だった新国立競技場のチケットを購入した人たちはどうなるのか。女子マラソンは陸上競技の決勝種目とセット販売されており、単に払い戻すだけでは済まない。
 繰り返し指摘するが、選手や観客、ボランティア全員が安全に大会を終えてこそ、評価に値するはずだ。さらなる安全確保への努力が求められている。


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