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北國新聞/2019/10/10 2:06
http://www.hokkoku.co.jp/_syasetu/syasetu.htm?ノーベル賞に吉野氏 研究開発投資の重要さ示す

ノーベル賞に吉野氏/研究開発投資の重要さ示す

 リチウムイオン電池の開発に貢献した旭化成名誉フェローの吉野彰氏ら3氏が2019年のノーベル化学賞に選ばれた。リチウムイオン電池はスマートフォンや電気自動車などに幅広く使われており、現代社会に欠かせない技術である。
 スウェーデンの王立科学アカデミーは吉野氏らの功績について「私たちの生活に革命をもたらし、人類に偉大な貢献をした」と評価した。小型で軽く、性能が高いリチウムイオン電池がIT社会を支える現状を見ると、誰もが納得できる受賞だろう。
 リチウムイオン電池の実用化によって、繰り返し充電して使える蓄電池の性能は飛躍的に向上した。吉野氏は1980年代に旭化成でリチウムイオン電池の基本的な構成を確立した。
 日本の企業から社会を変える画期的な技術が生まれたことに注目したい。ノーベル化学賞では、2002年に島津製作所の研究員として受賞した田中耕一氏(富山市出身)に続く快挙である。
 リチウムイオン電池は90年代に日本企業が次々と実用化し、日本の得意分野に育った。用途はスマホやノートパソコンから、電気自動車や航空機に広がっている。今後は太陽光や風力など再生可能エネルギーの不安定さを補う技術としても普及していくのだろう。吉野氏は「持続可能な社会の実現に役立つ」との見解を示した。
 リチウムイオン電池の歩みは、製品開発や技術革新に取り組む企業の活動が日本の成長を支えていることを物語る。吉野氏の受賞は企業の研究開発投資の重要さを明確に示した。
 とはいえ、企業で研究を続ける際には数々の困難があったことだろう。営利を目的とする企業で失敗を恐れずに地道な研究を続けるのは容易なことではない。大学の研究費を拡充するのと同時に、企業が研究開発に投資しやすい環境を整えることは政府の大事な役割である。財政と税制の両面で企業の挑戦を支える仕組みを拡充してもらいたい。
 米中の対立激化の背景に技術の覇権を巡る戦いがあることを考えても、企業の研究開発と技術の保全は重要な課題になっている。


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