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神戸新聞/2019/8/24 6:06
http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201908/0012635398.shtml

2学期を前に/子どもの異変に気付こう

 夏休みがもうすぐ終わる。兵庫県内では26日に始業式を行う地域もある。
 2学期を控えたこの時期は、友人関係や学業などに悩みを抱えた子どもが不安定になりがちだ。自殺が急増するともされる。「しんどい」というサインを発している子がいないか、大人は目を凝らす必要がある。
 NPO法人「全国不登校新聞社」の編集長、石井志昂(しこう)さんは親たちに呼びかける。
 「子どもの様子がおかしいと感じたら、大丈夫?と聞いてください。子どもは何も言わなくても、表情や態度でSOSを出しています。それに気付き、話を聞いて、本人に寄り添った対応をしてもらいたい」
 親に心配をかけたくない、学校の先生には打ち明けにくい-とつらい気持ちを抱え込む子どもも多いだろう。他の大人が受け止める相談窓口もある。ぜひ子どもに伝えてほしい。
 その一つ、スマートフォンの無料通信アプリ「LINE(ライン)」による相談が認知されつつある。
 取り組む自治体は増えている。兵庫県では県教育委員会が4月に「ひょうごっ子SNS悩み相談」を始めた。小中高校生を対象に、専門のカウンセラーらが毎日午後5時から9時までLINEで相談に乗っている。
 7月以降、相談が飛躍的に増えているという。多くは中学生からで、部活動やいじめなどの悩みが寄せられている。担当者は「名前や学校名を明かす必要はないので安心して相談を」と呼びかける。
 2019年版の自殺対策白書は、教育現場に衝撃を与えた。全体の自殺率は1978年以来最も低かったのに、10代では過去最悪となったからだ。特定できた動機で最も多かったのが、学校に関する悩みだった。
 子どもが抱える問題に早く気付き、家庭や学校、専門家がチームで対応することが求められる。「命を大切に」というメッセージは、相談しやすい環境があってこそだろう。
 学校に行きたくないと思うこと自体に罪悪感を持つ子どももいる。「学校か死か」という二者択一に陥らないよう、つらければ休んでも大丈夫と大人が伝えることも大事だ。


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