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富山新聞/2019/8/19 2:06
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_syasetu/syasetu.htm?五輪効果を地方へ わがまち自慢を海外に発信

五輪効果を地方へ/わがまち自慢を海外に発信

 東京五輪の開会式まで1年を切り、22日からパラリンピックのチケット抽選の受け付けも始まる。準備が大詰めを迎える中、世界中から訪れる大会関係者や観戦者らを広域に誘導することも、五輪開催の重要な柱の一つであろう。半世紀に一度の好機を逃さず、地元の自然や文化、歴史に触れてもらう仕掛けづくりに一段とエンジンをかけたい。
 北陸には、金沢市などのようにすでに合宿地として競技ごとに各国代表を受け入れ、人的交流を繰り広げているところもあるが、地域単位での受け入れ体制には濃淡がある。旅慣れた諸外国の人たちに、風景や祭り、食文化など、自信を持って発信できるわがまちの誇りは何か。あらためて、ふるさとを見つめ直す意味でも、五輪は得難い機会である。
    ◇     ◇    
 先月、富山市で開かれた全国知事会議では、五輪で増加する訪日客らを地方に誘導し、経済効果を全国に波及させるよう求める国への提言をまとめた。この中では、訪日客の地方周遊を促すため、大会期間中や前後に、鉄道、飛行機といった交通機関を低料金で利用できる施策を要望している。地域活性化やにぎわい創出のカンフル剤として、「五輪交流」にかける地方の期待の高さがうかがえる。
 共同通信の自治体アンケートによると、調査した市区町村の51%が、地元の観光地などを訪れる外国人旅行者が増えると予想する一方、誘客への具体的な取り組みを進めている市区町村は17%にとどまり、「取り組む考えはあるが計画作りが進んでいない」が42%、「取り組む考えはない」は29%だったように具体的な動きは鈍い。富山、石川でも、誘客の方針や計画づくりが「進んでいない」とする自治体が少なくない。
    ◇     ◇    
 北陸には、訪日客を意識し、埋もれた資源に光を当て、磨いてきた事例がある。富山では庄川遊覧船が訪日客の利用を大幅に伸ばしている。本来陸路の交通手段がない南砺市大牧温泉の宿泊客の送迎が主な目的だったが、富山―台北便の就航がきっかけで県などが積極的に観光宣伝を展開、秘境効果も手伝って2007年度まで訪日客の利用がゼロだったものが、昨年度は1万6千人を超えるまでになった。
 1996年に先駆的な農家体験の場として発足した能登町の民宿群「春蘭(しゅんらん)の里」は、特別なもてなしでなく日本の原風景に浸りながら田舎暮らしができることが人気を集めている。アジア各国や米、仏、伊、イスラエルなど20カ国から観光客が訪れ、安倍晋三首相が1月の通常国会の施政方針演説で、観光立国の好事例として取り上げた。普段は見慣れた風景でも、切り口次第で大化けする宝がまだまだ眠っているのである。
 先のアンケートによると、誘客の計画づくりを進める市区町村の多くは、インターネットや会員制交流サイトによる魅力発信に力を入れ、動画投稿サイトを使った海外向けPR映像の紹介に積極的に取り組んでいる。こうした情報伝達の手法を駆使し、従来の常識で考えられないほど短期間に、希少な旅を好む世界の旅行者とつながる可能性が広がってきた。
 五輪という、世界が出会うビッグイベントまで、残された時間は多くはないが、北陸の自治体も未来の地域づくりに直結するわがまち自慢のモノ・コト・ヒトを、強烈にアピールしていきたい。


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