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神戸新聞/2019/8/17 6:06
http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201908/0012614335.shtml

「リケジョ」/思い込み排して後押しを

 思い込みにとらわれて若者の可能性の芽を摘んでいないだろうか-。今年の男女共同参画白書は、こう問いかける。
 一例として、女性は文系、男性は理系に向いているという「定説」を取り上げた。確かに、大学などで理工系分野を専攻する「リケジョ(理系女子の略)」は男性と比べて少ない。
 しかし、その原因は女性の資質ではないと指摘する。家庭や学校といった取り巻く環境が影響しているというのだ。
 調査によると、小学生女児では国語より理科が好きと答える割合が高い。ところが、中学生になると理科や数学を好きな割合は低くなり、自分のことを「文系タイプ」と回答する女子が増える。
 経済協力開発機構(OECD)が15歳を対象に行った2015年の学習到達度調査では、日本の女子の数学と科学の点数は日本の男子よりは低かったが、参加国の男子と女子の平均をいずれも大きく上回った。
 好成績にもかかわらず、大学や企業の理工系の女性研究者の比率は他の先進国に及ばない。この分野の研究者の需要は世界的に高まっている。日本は「女性活躍」に本気で取り組まねばならない。
 「好き」や「得意」が進路に結びつかないのは、将来像の手本となる存在が身近にいないのが一因だ。興味深い調査結果が紹介されている。
 中学校で数学か理科のどちらかでも女性教員から教わっている女子は、2科目とも男性教員に教わっている女子と比べ、自身を「理系タイプ」「どちらかといえば理系」と答える傾向が強い。教員はロールモデルになりうるということだ。
 親の意向も無視できない。母親が娘の進学や就職に及ぼす影響は、父親より大きい。リケジョの裾野を広げるには、女性研究者が働きやすい環境整備はもちろん、女子生徒や保護者らに向けて理系の進路選択を応援する取り組みも必要だろう。
 東京医科大学の入試での露骨な女性差別は記憶に新しい。育児や家事は女性が担うべきとの根強い役割分担意識が、その土台にあった。そうした意識を払拭(ふっしょく)する努力が必要なのは言うまでもない。


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