main menu
サイト内検索
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
OpenIDログイン

OpenIDを入力

mixi Yahoo! JAPAN Google BIGLOBE はてな livedoor エキサイト docomo ID

ツッCOM

切り抜き詳細

信濃毎日/2019/8/14 10:06
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190814/KT190813ETI090015000.php

豚コレラ拡大/ワクチンの検討を急げ

 豚コレラの感染が拡大し、収束の兆しが見えない。
 野生イノシシへの感染が県内で初めて木曽町で確認されたのが1カ月前。その後も中南信の市町村で相次ぎ、確認エリアは松本市まで北上した。
 全国では、昨年9月に岐阜県で26年ぶりに発生を確認して以降、周辺の県に徐々に拡大。愛知、三重、福井、富山でもイノシシへの感染が見つかっている。
 養豚場の飼育豚への感染はこれまで、岐阜、愛知を中心に発生していた。それが今年7月以降、三重、福井に広がった。イノシシを介して拡大した可能性が高い。各地の養豚農家は、出口の見えない不安にさらされている。
 致死率の高い豚やイノシシの伝染病である。養豚農家の間では、飼育豚へのワクチン接種を求める声が高まっている。しかし国は、豚肉輸出に及ぼす影響などを懸念して慎重姿勢を崩していない。
 豚舎の消毒、周辺道路への石灰散布、野生動物の侵入を防ぐ防護柵の設置など、農家や自治体は防疫対策に力を入れてきた。野生イノシシへの経口ワクチンを山林に散布する作業も始まった。
 それでも、拡大防止の道筋は描けていない。このまま慎重姿勢を続けていては、養豚業への影響が一層深刻化する恐れがある。
 対応が後手に回ってはいけない。農水省はワクチン接種の実施に向け、検討を急いでほしい。
 農水省は慎重な理由として、国際ルール上、飼育豚にワクチンを使うと、豚コレラの撲滅状態を示す「清浄国」から外れ、外国が日本産の輸入を避けるようになる可能性を挙げる。
 一度外れると、復帰には長期間を要する。「攻め」の農業を重視し、農林水産物・食品の輸出額を1兆円に伸ばす目標を掲げる安倍晋三政権にしてみれば、簡単には踏み切れないのだろう。
 だが、感染拡大で殺処分を強いられる養豚場が増え、生産基盤が弱体化しては元も子もない。どんな条件になれば接種に進むのか、見通しを示す必要がある。
 長野県は、養豚場の防疫態勢強化に加え、中南信の広い範囲を狩猟禁止区域に指定すると決めた。イノシシのふんがある山林を行き来した人が、ウイルスを運んでしまわないようにする対応だ。
 県はまた、山林に入る人に下山後に靴底の泥を落とすことを求め始め、注意を呼びかける看板も立てた。農家に限らず一般にも関係する問題に発展していることを、一人一人が意識したい。
(8月14日)


コメント一覧


 

 

©太陽と風と水, 2011/ info@3coco.org  本サイトについて