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福井新聞/2019/8/14 8:06
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/913969

「JA福井県」来春発足/合併の意義、共有できるか

 県内の10JAが合併して2020年4月1日、「JA福井県」としてスタートを切ることが決まった。ただ、合併の賛否を問う総代会では僅差で可決したJAもあり、決して組合員の「総意」というわけではないようだ。メリット、デメリットを含め、合併の意義をいかに多くの組合員が共有できるかが、スムーズに新体制へと移行する鍵になりそうだ。
 JAや農業を取り巻く環境は厳しい。長引く低金利の影響で信用事業(金融)の収益が伸び悩み、組合員の高齢化、担い手不足、施設の老朽化も進んでいる。
 合併すると、農産物の販売高アップや肥料などの供給価格低減といったスケールメリットが見込まれる。県域合併は全国的な動きになっており、山口など5県は1JAにまとまった。高知や佐賀などでは一部のJAが離脱したものの、県域JAが誕生している。
 福井では、18年1月に県内JAの組合長らで合併促進協議会を立ち上げ「県1JA」を目指し議論を始めた。19年5月にJA越前たけふが協議会から離脱、以降は残る10JAで準備を進めてきた。各JAは断続的に組合員向けの説明会を開き、合併の必要性を丁寧に説いてきた…はずだった。
 そして迎えた7月28日、10JAが同時刻に一斉に開いた合併総代会。各会場では組合員の代表である総代から意見や疑問の声が相次いだ。特にJA福井市、JA花咲ふくいでは「合併は時期尚早」「議論が足りない」など反対意見が続出した。10JAいずれも3分の2以上の賛成で承認はされたものの、どうもすっきりしない結末となった。
 総代会開催の1カ月前、10JAが予備契約を交わした後の記者会見で、合併促進協議会会長の田波俊明JA県中央会長はいみじくもこう述べていた。「合併総代会では、われわれが組合員としっかり意思疎通できたかが試される」と。
 それぞれに特徴があり財務状況も異なる10JAが一つになるのだから、さまざまな思惑が交錯し、紆余曲折(うよきょくせつ)があるのは当然だ。合併することによって各JAの個性がなくなってしまう、との声も根強くある。ただ、そうした懸念を差し引いても、それ以上に合併する意義の方が大きいということを、JA幹部は組合員に粘り強く説明してきたのか疑問が残る。18年1月に合併への議論が始まってから1年半、十分に時間はあったはずだが。
 新体制スタートに向け、今後は新JAのあり方や取り組みを具体化していく作業が続く。合併に反対した総代・組合員も納得するような魅力的な提案ができるか。合併の大前提にあるのは「農家の所得向上」。結果で応えるしかない。


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