main menu
サイト内検索
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
OpenIDログイン

OpenIDを入力

mixi Yahoo! JAPAN Google BIGLOBE はてな livedoor エキサイト docomo ID

ツッCOM

切り抜き詳細

陸奥新報/2019/8/6 10:06
http://www.mutusinpou.co.jp/index.php?cat=2&広島原爆の日「核なき世界へ不断の努力を」

広島原爆の日「核なき世界へ不断の努力を」

 太平洋戦争末期の1945年8月6日午前8時15分。世界で初めての核兵器がアメリカ軍により広島市に投下された。高温の熱線と放射線を出しながら上空で爆発し、街は一瞬にして廃虚と化した。大火災で多くの人がひどいやけどを負い、爆風で崩れた建物の下敷きになった人や放射線による犠牲者が多数出た。
 「まさに地獄」の惨状をもたらした74年前の夏。約14万人にも上る貴い命が奪われたとされる。その3日後の9日には長崎市に投下された。
 広島市は6日、74回目の原爆の日を迎える。広島市中区の平和記念公園では、午前8時から市主催の「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が開かれる。
 当時と同じような酷暑の中で迎える原爆の日。被爆者にとっては何年たっても決して忘れることのない忌まわしい記憶として脳裏に焼き付いていることだろう。当時の様子を振り返る関係者は皆、「原爆は二度とあってはならない」と強く訴える。
 その被爆者も年々高齢化している。厚生労働省によると、被爆者健康手帳を持つ人は今年3月末時点で全国に14万5844人。平均年齢は82・65歳で、昨年より0・59歳高くなった。戦争を知らない世代が増える中、原爆による被害の悲惨さを語り継ぐことの重要性が年々増していることを改めて肝に銘じたい。同時に、人類が二度と同じ過ちを繰り返すことがないよう、平和への誓いを新たにしたい。
 一方で、悲願とする核兵器廃絶への道のりは、米トランプ政権による自国第一主義や、中距離核戦力(INF)全廃条約の失効などにより、むしろ険しくなっている。国際情勢は至るところで緊張関係が強まり、「核兵器のない世界」の実現には程遠い状況にある。
 5日には、広島で原爆の犠牲になった韓国人の慰霊祭が平和記念公園で開かれた。日韓関係がかつてないほどに悪化している中だが、参列者からは「日本人と同じように被爆した人を悼む気持ちに変わりはない」「慰霊祭は日韓の不仲を超えた意義がある」といった声が聞かれた。平和を願う思いは皆、同じである。
 広島市の松井一実市長は6日の平和宣言で、核兵器禁止条約に賛同していない日本政府に対し「署名・批准を求める被爆者の思いをしっかり受け止める」よう訴えるほか、「核兵器のない世界の実現にさらに一歩踏み込んでリーダーシップを発揮すること」を求める考えだ。
 各国の利害が絡み合うだけに核軍縮への道のりは容易ではないが、だからこそ、世界唯一の被爆国である日本の果たすべき役割は大きい。74年前の惨劇を二度と繰り返してはならない。そのために何ができるのか。核なき平和な世界の実現へ、不断の努力を重ねてもらいたい。


コメント一覧


 

 

©太陽と風と水, 2011/ info@3coco.org  本サイトについて