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富山新聞/2019/8/4 2:06
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_syasetu/syasetu.htm?北方領土にロ首相 交渉をめぐる環境悪化

北方領土にロ首相/交渉をめぐる環境悪化

 ロシアのメドベージェフ首相が、日本政府の中止要請を無視して、北方領土の択捉島を訪問した。領土返還交渉の困難さ、非情さを見せつける振る舞いであり、ロシアが一筋縄ではいかない交渉相手であることを改めて示した。
 安倍晋三首相とプーチン大統領は昨年11月、歯舞群島と色丹島の引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速させることで合意している。安倍首相は今年6月のG20大阪サミットでの大筋合意をめざしていたとされるが、ロシア側が応じず、交渉の仕切り直しを余儀なくされている。
 北方領土交渉をめぐるロシア国内や国際情勢は厳しさを増しており、交渉の停滞はやむを得ない面もあろう。留意しなければならないのは、政府や国民の間に「徒労感」が広がることである。交渉を下支えするのは世論の後押しであり、国民の関心を高める活動へのてこ入れも必要ではないか。
 領土交渉を困難にしている要因として、まずプーチン氏の支持率低下がある。経済の低迷でロシア国民の生活水準は下がり、約1250万人が貧困状態に陥っているという。受給年齢を引き上げる年金改革や強権政治に対する国民の不満も高まっている。愛国心を鼓舞して求心力を高めてきたプーチン氏には、領土で譲歩すれば政権基盤が揺るぎかねないという危機感があるのだろう。
 安全保障面では、米ロの「中距離核戦力(INF)廃棄条約」が失効し、核・ミサイル戦略上、北方領土の重みは増しており、米国の影響力が及ぶのを避けたい。ロシア外交の最優先課題は、ウクライナ危機で悪化した欧米との関係修復であり、米ロの貿易対立や英国の欧州連合(EU)離脱問題、イラン情勢などで国際政治・経済が揺れる中、日本との交渉の優先順位は自ずと低くなるということではないか。安倍首相とプーチン氏は、9月にウラジオストクで開かれる「東方経済フォーラム」を機に首脳会談を行う予定である。仕切り直しの領土・平和条約交渉の行方を占う場となる。


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