main menu
サイト内検索
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
OpenIDログイン

OpenIDを入力

mixi Yahoo! JAPAN Google BIGLOBE はてな livedoor エキサイト docomo ID

ツッCOM

切り抜き詳細

福島民友/2019/7/26 10:05
http://www.minyu-net.com/shasetsu/shasetsu/FM20190726-400116.php

国文化財に5カ所/保存と活用を進める契機に

 古里に残されている貴重な建造物の魅力を再発見し、保存と活用を進める契機にしたい。
 国の文化審議会が、会津若松市の福西本店と竹藤(たけとう)、仙峡閣(せんきょうかく)、伊達市の旧熊倉家住宅、大熊町の石田家住宅の5カ所、計18件を登録有形文化財(建造物)とするよう柴山昌彦文部科学相に答申した。
 石田家住宅は、主屋(しゅおく)や土蔵など浜通りの上層農家の景観を現在に伝える建造物だ。住宅がある大熊町の大川原地区は、東京電力福島第1原発事故による避難指示が4月に解除され、町の復興再生の足掛かりとして集中的な整備が進められている。
 町が新たな歩みを踏み出していく復興拠点の地で、地域の歴史を物語る旧家が文化財として登録されることは意義深い。町は、町民が集うことができるような建物の利活用の方法を検討している。変わりゆく風景の中で町民の心を和ませる地域の宝として、次世代に引き継いでいってもらいたい。
 福西本店は、会津五街道の起点として栄えた会津若松市の大町通りにある、重厚な外観と美しい内装を兼ね備えた商家として知られる。2018年6月からは、商業文化施設として生まれ変わり、地域の旧家が所有する美術品の展示など多彩な行事が行われている。
 竹藤は、竹問屋を代々営んだ商家で、1841年に建てられた店舗は、間口7間(12.7メートル)に及び、古い店舗形式を残している。所有者が、建物の一部を開放し、会津の歴史や文化を体験できる施設としての取り組みを検討している最中に朗報が伝えられた。
 同市では、福西本店と竹藤の審議会答申を受け、市内の歴史的建造物を活用していくためのネットワークづくりを模索する動きがある。会津のまちなかの魅力をさらに引き出し、観光誘客や地域振興に結び付けていくことが大切だ。
 仙峡閣は、会津若松市の芦ノ牧温泉にある。福島市にあった「武徳殿」を移築、転用した和風旅館で、勇壮な外観が独特の雰囲気を醸し出している。登録を機にレトロ建築のファンからの注目が集まり、芦ノ牧温泉の活性化につながっていくことを期待したい。
 旧熊倉家住宅は、伊達市梁川町の中心部にあり、ドイツ壁や洋風意匠の玄関などが特徴となっている。同市は、先に国史跡指定の答申があった「伊達氏梁川遺跡群」とともに、歴史観光の拠点となるよう整備を進める方針だ。まちづくりの核として役立ててほしい。
 新たな登録で、県内の建造物の登録文化財は75カ所となる。大切に守り、後世に残していきたい。


コメント一覧


 

 

©太陽と風と水, 2011/ info@3coco.org  本サイトについて