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切り抜き詳細

下野新聞/2019/7/25 10:07
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/199308

「小よく大を…」の先

 身長168センチ、169センチながら技能賞、敢闘賞をそれぞれ受賞-。大相撲名古屋場所の話題は炎鵬関、照強関の超小兵コンビの活躍だった。160センチ台は幕内でこの2人だけ▼2人の場所中の活躍を見ながら、参院選の事前調査で勢いを伸ばしていた山本太郎氏率いるれいわ新選組の躍進を予感していた。理由は陳腐で、体や規模が小さくとも躍進の兆しを見せているところに共通点を見ただけだ▼しかし、炎鵬関らに続くようにれいわが政党要件を大幅に上回る票と2議席を獲得するという結果を出した今、注目すべきは小ささやしがらみのなさを生かしたこれまでにない戦い方だろう▼炎鵬関らは「小さすぎる体」を最大限生かして大きな相手を手玉に取った。れいわは大企業や高所得者への法人税、所得税引き上げなどを訴えた▼角界や政界の関係者よりも一般の一人一人に訴える力が強いのも共通する。炎鵬関らは巨大化一辺倒だった流れを変える兆しと、れいわは世界的な流れとなっている「左派ポピュリズム」の日本での産声と受け止められている▼彼らの挑戦を受ける側はどう対応するのか。大型力士の間では、超小兵対策が研究されており、れいわに対しても共産党はじめ主要野党が秋波を送り始めている。小よく大を制すのか。さらにその後、何を起こすのか、注目だ。

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