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切り抜き詳細

下野新聞/2019/7/17 10:07
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/195748

冷夏と経済

 宮沢賢治(みやざわけんじ)の「雨ニモマケズ」のくだりに「サムサノナツハオロオロアルキ」と出てくる。この冷夏は、やませの影響というのが定説になっている▼梅雨から夏にかけ、東北地方の太平洋側に吹く冷たく湿った風のことである。この夏は本県でも、おろおろうろたえることになりはしないだろうか▼7月に入って記録的な日照不足と低温傾向が続いている。コメをはじめ農作物に悪影響が出ないか心配だ。記憶に残るのが1993年の冷害である。当時の紙面を見ると、いもち病の発生が農家を悩ませ、レジャー施設も不入りと冷夏の深刻さを伝えている▼足利市出身で第一生命経済研究所の首席エコノミスト永浜利広(ながはまとしひろ)さんが「冷夏が日本経済に及ぼす影響」と題したリポートを出した。93年と2003年の冷夏の経験から、人々の外出を抑制して「教養娯楽」の支出が減り、「被服および履物」なども軒並み押し下げるとみられる▼日照時間と家計消費との関係を推計すると、7~9月の日照時間が10%減ると消費を0・64%押し下げるという。仮に梅雨明けが認定されなかった1993年並みになれば、経済成長率は0・5%もマイナスとなる▼昨夏の極端な猛暑は願い下げだが、冷夏も困る。景気を冷まさないようほどほどの夏の到来を期待したいが、相手がお天道様ではなすすべもない。

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