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茨城新聞/2019/7/17 4:06
http://ibarakinews.jp/hp/hpdetail.php?elem=ronsetu&【論説】参院選・安倍政治 「信」置けるか一考を

参院選・安倍政治/「信」置けるか一考を

 今回の参院選で改選を迎えている与党候補者が務めた任期6年間は「安倍1強」の期間とちょうど重なっている。
  政権復帰から半年余りの2013年夏の参院選で衆参の「ねじれ」を解消した安倍政権は、集団的自衛権行使の一部容認など「安倍カラー」の濃い政策を推し進めた。
  一方、官僚のみならず、自民党議員による安倍晋三首相ら官邸幹部に対する忖度(そんたく)がまん延し、府省庁を舞台にした悪質な不祥事が起きても閣僚は責任を取らない政治家の免責も常態化した。
  参院選は政権選択ではないが、「中間評価」と位置付けるならば6年続く1強下での政権の姿勢も問われなければならない。野党第1党の立憲民主党の枝野幸男代表は「一握りの人が決め、トップダウンで言うことを聞け、という上からの政治だ」と批判している。判断が難しい場合は、この政権に心からの信頼を置けるのか、という素朴な自問をしてみてはどうか。
  政権にとって都合が悪いことが起きたら何が何でも「なかったこと」にする。
  そんな姿勢が極まったのが、老後に夫婦で2千万円の蓄えが必要と試算した金融審議会報告の扱いだ。内容が報道され「100年安心はうそだったのか」という世論の反発が強まりそうだと見るや、諮問した麻生太郎副総理兼金融担当相が受け取りを拒否するという挙に出た。
  さらにこの問題について野党が求めた衆参両院の予算委員会集中審議を「政府は報告書を受け取っておらず、予算委にはなじまない」などとして開かなかった。揚げ句の果てには、報告書をまとめた金融審議会を担当していた局長が退任するに至った。
  自衛隊の国連平和維持活動(PKO)派遣にかかわる日報の隠蔽(いんぺい)、学校法人「森友学園」問題に関連した財務省の決裁文書改ざんなどにも見られる構図がそこにある。
  「信なくば立たず」は安倍首相が好んで引く孔子の言葉だが、安倍政権で起きた不祥事で「過ちはあったが、政治が率先垂範し、信頼が回復された」と感じるような決着はあっただろうか。
  金融審議会の報告書を拒んだ理由を麻生氏は「著しい不安とか誤解を与えており、政府のこれまでの政策スタンスとも異なっている」と説明している。しかし、内容は間違いではなく、むしろ国民が直面している現実と不安を率直に描いていたのではないか。
  一方、金融庁に異例の抗議を行った自民党の二階俊博幹事長は「参院選を控えており、党として候補者に迷惑を掛けないよう注意していかねばならない」と述べている。一連の対応は参院選への影響を回避しようとしたと見るのが自然だろう。
  重要政策で、同じく参院選対策が疑われるのが、年金財政の健全性をチェックする5年に1度の「財政検証」の公表と、農産品の関税を中心とした日米貿易交渉合意のタイミングである。
  いずれも政権にとって都合が悪い内容で参院選後に先送りされたのではないかと疑われている。
  安倍首相が訴える「政治の安定」は信頼に支えられていなければならない。内閣支持率は高止まりしているが、支持理由では「他に選択肢がない」が常に上位である。安倍1強をさらに続けるのかどうか。一考する好機である。
 


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