main menu
サイト内検索
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
OpenIDログイン

OpenIDを入力

mixi Yahoo! JAPAN Google BIGLOBE はてな livedoor エキサイト docomo ID

ツッCOM

切り抜き詳細

信濃毎日/2019/6/6 10:05
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190606/KP190605ETI090008000.php

米機低空飛行/住民の安全考えているか

 米軍の輸送機2機が極めて低い高度で佐久市街地の上空を飛行した。住民が恐怖を感じるほどの低空飛行訓練は全国で相次ぐ。
 生活の安全を脅かす訓練が日本の安全保障にどれほど資するのか。国は改めて検証し、日米地位協定の抜本改定を含めて真剣な交渉を始めるべきだ。
 輸送機が飛来したのは5月30日午後5時半ごろだ。ごう音に驚いた本紙の佐久支社長が建物から飛び出すと、主翼を傾けて旋回する機体が「これまで見たことのない間近さ」で見えた。「墜落するのでは」と思い、輸送機を追って南へ向かうよう記者たちに指示した。佐久市民も市や警察に相次いで問い合わせている。
 米側は6月3日、米軍横田基地所属のC130輸送機の訓練だったと認めた上で「日米政府の合意や規定に則して行われた」と説明した。目的などの詳細は「保安上の理由」で伏せられた。
 米軍機は日米地位協定により日本の航空法が適用されない。日米合意で最低高度は航空法と同じ規制(住宅密集地では周辺の建物上端から300メートル以上など)を適用している―となっているだけだ。今回、本当にその規制通りだったのか。検証はされていない。
 市は市街地での低空飛行自粛や事前の情報提供を国に要請するよう県に求め、県も対応したが、国の誠意ある回答は期待薄だ。米軍に訓練内容の開示や是正を求める姿勢は、今の政府に見えない。
 ただ、今回は住民が撮影した画像や映像がある。適正な高度だったのか、市や県などで解析できないか。県内は米軍が飛行訓練に使用するエリアに当たる。事故の危険が懸念されるオスプレイも飛来する。各自治体が連携し、情報を収集、解析する「飛行監視」を始めてはどうか。
 低空飛行は、敵のレーダー網をかいくぐるためだ。輸送機でも想定されるという。レーダー網の回避が必要な場所は当然、日本ではない。米軍が機動力とアジア・中東での存在感を維持するため、一大訓練場として日本の国土が提供されている。日本の安全保障と、訓練のリスクを勘案した時、現状のままでいいのか。
 沖縄県の調査によると、ドイツなどでは協定を改定し、米軍機の訓練は事前申請や許可が必要だという。政府は国民の生活や命を守るため、訓練の日時や目的を事前に把握し、少なくとも安全で合理的でないと判断すれば訓練を拒むべきだ。それには地位協定の大幅な見直しが避けられない。
(6月6日)


コメント一覧


 

 

©太陽と風と水, 2011/ info@3coco.org  本サイトについて