main menu
サイト内検索
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
OpenIDログイン

OpenIDを入力

mixi Yahoo! JAPAN Google BIGLOBE はてな livedoor エキサイト docomo ID

ツッCOM

切り抜き詳細

桐生タイムス/2019/4/16 16:05
http://kiryutimes.co.jp/editorial/15664/

“らしさ”が魅力になる

 群馬大学桐生キャンパス正門そばの歩道橋に横断幕を見つけた。幕には「まちの中に大学があり、大学の中にまちがある」の文字がある。1999年、産官学の連携を促進するために誕生した協議会の名前である。
 90年代、群馬大学の各キャンパスを前橋市内に集約した方が教育・研究を促す上で、また、学生どうしの交流を図る上で、より効果的なのではないかと、そんな考えをあたためる教職員が、学内には存在した。決して多数派ではないけれど、こうした考えを支持しようとする力が思いがけず働くと、話はにわかに浮上して、転がりだす。
 桐生市民にとって、1915年に創立された工学部の存在はあまりにも当たり前で、ふだん意識する機会は少ない。そんな当たり前の存在がなくなると聞けば気色ばむのは当然で、喪失によりまちの魅力がどれほど損なわれるのかと、改めて見つめなおす機会になったのは事実。
 実際のキャンパス移転となれば、これは大変な事業なので、話があったとしても実現の可能性はきわめて低い。それでも市民に不安が広まったのは、高齢化や人口減少といった抜き差しならぬ課題を、市民各人が敏感に感じ取っていたからだろう。
 「まちの中に大学があり、大学の中にまちがある」推進協議会が誕生したのは、移転話が落ち着いた直後のこと。設立の裏には、企業・自治体・大学が日頃から関係を深めることで、お互いの課題を理解し、長所を伸ばしあえる環境を整えようとする意志が強く働いている。
 産官学に今は市民も加わり、理工学部を盛り上げようという意識は広く共有されている。理工学部の教職員間にも、地域に役立つ組織でありたいという意識は浸透しており、外に向けて大学を開こうとの思いは強い。
 同窓会の群馬大学工業会が主催した「しだれ桜を観る会」に続き、21日には「アースデイin桐生2019」が開かれる。秋のクラシックカーフェスティバルや、毎週日曜の同窓記念会館公開、さらにサイエンスドクターや未来創生塾といった教育支援プログラムも含め、20年前と比較すれば、大学と市民との交流機会は格段に増えた。
 教育・研究だけでなく、こうした地域貢献も大学の特色である。“群馬大学理工学部らしさ”として磨き上げることができれば、地域にとっても大学にとっても、プラスになるはずだ。


コメント一覧


 

 

©太陽と風と水, 2011/ info@3coco.org  本サイトについて