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桐生タイムス/2019/3/19 16:05
http://kiryutimes.co.jp/editorial/15593/

「自分は大丈夫」を疑う

 “アポ電”なる言葉を聞き、さて何のことかと思ったら、アポイントメント電話の略だという。アポイントメントは本来、商談の約束を取り交わすといった意味。アポ電といえば商談のための電話を指すはずだ。
 ただ、アポイントメント商法といえば、これは昔からある特殊詐欺の手口の一つ。「プレゼントに当選しました」「ブランド品が安価で手に入ります」といった誘い文句で消費者心理をくすぐり、特定の場所に出向かせては高額商品の契約を結ぶ。よく聞く詐欺のやり口だ。
 息子になりすまして金をだまし取るオレオレ詐欺でも、電話での駆け引きが重要になる。この場合もアポ電というらしい。
 東京都江東区でアポ電を使った強盗殺人事件が発生し、80歳の女性が手足を縛られて殺害された。その後、女性とは面識のない20代の男3人が逮捕されたが、これまでの報道からは、もはや従来のアポ電とは用途が別なのだということが分かる。
 親族、警察官、調査員などになりすまし、現金を所持しているのか、預貯金はあるのか、同居人はいるのか、一人でいる時間帯はあるのかと、ほしい情報を正面から聞き出す。金をだまし取るための手段というより、力まかせの強奪の予告である。
 同じようにアポ電をしてから家に押し入り金を奪う手口の事件が今年に入って都内で相次ぎ、グループによる犯行が取りざたされている。高齢者を狙ったあけすけで投げやりな手口からは、殺伐とした空気が漂う。
 防ぐ手立ては何か。日頃から親族と連絡を取り合う。知らない電話番号には応対しない、留守電機能を利用するといった方法は特殊詐欺全般に通じるはずで、実践している人も少なくない。声の変化や、会話中に金の話が出たら怪しむ。こちらの情報を極力相手に伝えないといった点ももちろん大切だろう。
 難しいのは、自分は絶対だまされないという思い込みを疑ってみること。相手の言い分をひとたび信じれば、警戒心は途端に鈍る。疑問も生じない。自分は大丈夫だと信じている人ほど、だまされていることに途中で気づきにくいともいわれる。
 隣近所とのつきあいを深め、不審な人や車に気を配る。ご近所づきあいの網は、防災の観点からも暮らしやすい地域づくりの基礎となる。相談しやすい環境も生まれるはず。個人の対策ともども、大事にしたい。


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