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福島民報/2019/3/7 10:05
http://www.minpo.jp/news/detail/2019030760915

防潮堤の自転車道/復興発信につなげよう

 いわき市で自転車道「いわき七浜海道」の整備が進む。東日本大震災後、沿岸部に建設が進む防潮堤と既存の道路で造る。市の最南部・勿来の関から北の久之浜まで約五十三キロを結ぶ。復興へ歩む様子を間近に見られる。いわきの新しい魅力として、大いに売り出してほしい。
 最大の魅力は、コースの三分の一近くを占める約十六キロの防潮堤部分だ。天端[てんぱ]と呼ばれる堤防上部の平らな部分を道路として活用する。震災では、幅の狭い防潮堤ほど、津波で壊された。県は教訓を生かし、天端の幅を最低三メートルにし、裾野を広げた。命を守るための工夫が、見晴らしの良い道を造り出した。
 防潮堤の自転車道構想は、本紙の「みんなのひろば」の投稿から始まった。二〇一四(平成二十六)年八月に、いわき市の中丸孝男さんが寄せた。「単なるかさ上げ工事に終わらせず、複合的利用を考えたい」とサイクリングロードづくりを提言した。
 清水敏男市長が記事を読み、計画は一気に進む。同年十月、市は国、県と検討協議会を設置し、防潮堤活用が決まる。二〇一八年三月、天端部分を市道に認定した。県によると、県内の防潮堤を本来の目的以外に活用することは初めてという。名称を公募し、くしくも、中丸さんが名付け親になった。いわき七浜は元々、市内の七つの海水浴場を指し、いわきの美しい砂浜の総称として使われている。
 今年夏ごろに、勿来の関から小名浜の三崎公園まで約二十六キロが開通する。コースの一部となる一般道路には走行方向を示す路面標示や案内板の設置が進む。防潮堤への進入部分はスロープを付けて対応する。天端と地表面の高低差が大きい箇所は防護柵を設置する。利用者の安全確保へ、万全な対策が求められる。
 全線開通は二〇二〇年度末を見込んでいる。コース沿いにはアクアマリンふくしま、塩屋埼灯台、道の駅よつくら港、海水浴場などの名所が並ぶ。津波被害からの復興が進む地域もある。
 健康増進を図る機運と相まって、自転車人気は高い。自分の脚力や体調に合わせて走れ、休憩時の置き場所にも困らない。福島県の姿を実際に見てもらうホープツーリズムには最適だ。見どころや自慢の味などを紹介するコースマップを作ってはどうか。
 いわき市のすぐ北の広野、楢葉両町は、いわきから続く自転車道の設置を模索している。七浜海道がさらに延伸して、「サイクリングの聖地」と呼ばれる地域になることを期待する。(鈴木俊哉)

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