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福島民報/2019/3/1 10:05
http://www.minpo.jp/news/detail/2019030160744

古関夫妻ドラマ化/福島への関心生かそう

 聴く人の心の鐘を鳴らすような名曲を世に送り続けた福島人の人生が、NHKの朝の連続テレビ小説で描かれることになった。福島市出身の大作曲家、古関裕而さんと、愛知県豊橋市出身の妻金子[きんこ]さんがモデルだ。協力してドラマ化実現に努力してきた両市の関係者と共に喜び合いたい。二〇二〇年は朝ドラと東京五輪・パラリンピックによって、古関さんと福島市への関心は何重奏にもなると期待される。偉大な先人の業績を改めて顕彰するとともに、遺産を次代の郷土づくりにどう生かすかをしっかり考えなければならない。
 金子さんが最初のファンレターを古関さんに送ってから結婚まではわずか数カ月。古関家にはかつて、二人がやりとりしたラブレターが行李[こうり]いっぱい残っていたという。まだまだ封建的であったろう昭和初期に、自分の本意に忠実で情熱的な二人の生き方は十分にドラマチックだ。二人がさまざまな困難を乗り越えながら愛と音楽を紡いでいく様子がどのように映像化されるか、今から楽しみだ。
 古関さんの業績と夫妻の人生をたどれる場所が一九八八(昭和六十三)年、福島市に開館した古関裕而記念館だ。かつて年間二十万人を数えた来場者は現在一万五千人ほどだが、感想の寄せ書きを見れば、ドラマの主題歌、野球やスポーツの応援歌、校歌や社歌など古関さんが幅広い分野で残した音楽が多くの人に愛されてきたことが分かる。古関メロディーがこれから新たに引き寄せる人々を満足させられるよう、記念館の展示にも工夫と充実が必要だ。
 古関さんの存在は福島市にとって吾妻の山々、温泉、果物、花見山などと並んで外にアピールできる宝物のような存在だ。音楽という文化をしっかりまちづくりに生かせれば、震災と原発事故で揺らいだ市民の誇りも取り戻せる。
 古関さんは川俣町の銀行に勤め、本宮町出身の歌手伊藤久男に曲を書き、福島市飯坂町茂庭を舞台にしたラジオドラマに作曲した。「長崎の鐘」は今も歌い継がれ、「栄冠は君に輝く」は阪神甲子園球場で球児の心を震わせる。夫妻ゆかりの土地との結び付きを育てれば、新たな都市間交流も生まれそうだ。
 今年は実らなかったものの、古関さんの野球殿堂入りを目指す活動も継続される。古関さんを通して見える福島の魅力を上手に訴えたい。
 作曲家という夢を実現した古関さんの姿は子どもたちにとっても大きな見本だ。教育の場でももっと歌と業績を伝えるべきだ。(佐久間順)

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