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福島民報/2019/2/25 10:05
http://www.minpo.jp/news/detail/2019022560621

天皇陛下在位30年/平成を顧みて次代へ

 天皇陛下は二十四日、東京の国立劇場で催された在位三十年記念式典で、災害発生時にさまざまな形で被災地に寄り添い続けた国民の姿が記憶に残るとした上で、「わが国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」と述べられた。
 内堀雅雄知事は、度重なる天皇陛下の被災地ご訪問に触れ、「誰もが心を癒やされるとともに、復興に向けて国民の気持ちが一つになりました」と謝意を表した。
 日本は四月一日の新元号発表、同三十日の退位、五月一日の新天皇即位と、歴史的な皇位継承へ進む。平成を顧みて、次代にどうつなぐかを考える大切な時期になる。
 天皇陛下の福島県訪問は皇太子時代を含めて十三回を数える。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生後、最初の訪問となった二〇一一(平成二十三)年五月、天皇陛下は福島市のあづま総合体育館で浪江町の避難女性に「原発で大変でしたね。どうぞお大事に」と言葉を掛け、体調を気遣われた。皇后さまと共に両膝をつき、同じ目線で話される姿が県民を勇気づけてきた。
 南相馬市原町区で昨年六月に開催された全国植樹祭では、帰路のJR福島駅西口で小雨が降る中、差し出された傘を差すこともなく、県民の元へ歩み寄り、皇后さまと一緒に笑顔で手を振られた。最後の福島県訪問を惜しむかのような姿が忘れられない。
 雲仙・普賢岳の噴火、阪神大震災、東日本大震災、熊本地震など平成は大災害が続いた。福島民報社加盟の日本世論調査会の全国調査では、陛下の活動への評価として、七割が「被災地のお見舞い」を挙げた。お体への負担を押して出向かれた心中に思いを寄せる時、防災への誓いを新たにする。
 陛下にとっての三十年は、大戦の反省に立ち、象徴としての天皇像を模索する日々だった。その道は果てしなく遠いと式典で明かし、次の時代、さらに次の時代と、あるべき姿を求め続けるよう願われた。
 皇位継承に伴い四月二十七日から五月六日まで十連休になる。国内外の旅行商品に予約が相次いでいる。多くの観光企画も催されるだろう。
 平成の世は技術革新が急速に進んだ半面、人口の減少や地方の衰退が加速した。これまでと違い、平成を振り返り、次代を描く時間は事前に用意されている。連休期間を含め、新しい日本や郷土の在り方、皇室の姿をみんなで話し合うような機会を設けよう。歴史的な退位の意味はそこにもある。(五十嵐稔)

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