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福島民報/2019/2/23 10:05
http://www.minpo.jp/news/detail/2019022360552

いわきの医師応援/活動をもっと広げよう

 いわき市に「いわきの医師を応援するお姉さんの会」がある。医師の働く現場の状況を知ろうと、二〇一六(平成二十八)年に結成した。より良い地域医療の実現に、市民の立場で何ができるかを考える。二カ月に一回の例会に医師を招き、意見を交わす。参加者が増えることを望む。
 厚生労働省は十八日、医師の充足率を示す「医師偏在指標」を新たに公表した。いわきの指標は一五六・一で、全国三百三十五の二次医療圏の中で百九十一位だった。全国平均の二三八・三を大きく下回る。医師少数区域と評価された本県全体の指標一七七・四よりも低い。いわき市は中核病院の市医療センターを運営している。医師確保へ一層の努力が必要だ。一方で、少ない人数で奮闘する医師への市民の理解が欠かせない。
 お姉さんの会は代表の宮野由美子さんの発案でできた。自らの体験で医師不足を実感したという。開催時に、会員制交流サイト(SNS)で参加を募る。医師と市民合わせて約三十人が集う。お姉さんの会だが、男性も参加できる。医療の現状に耳を傾け、市民の要望を伝える。手料理を食べながら、本音を語る会だ。
 会で出た話題は、再びSNSに載せる。医療環境を少しでも良くするために、健康づくりなど、市民にできることを呼び掛ける。市民目線での情報発信は、医療機関が直接窮状を訴えるより、一般の人に響く。
 いわき市は二〇一七年、市地域医療を守り育てる基本条例を制定した。安心できる医療体制づくりのために、市、医療機関、市民、それぞれが果たすべき役割を明記した。市は診療施設の充実や人材の育成、確保に努める。医療機関は連携の強化や患者との信頼関係の構築を進める。
 市民には「かきくけこ」活動を働き掛ける。かかりつけ医を持つ。救急車を適正に利用する。薬を正しく飲む。健康づくりをする。コンビニ受診といわれる救急外来の安易な利用をしない。普段のちょっとした心掛けが、地域医療を守り、育てる。お姉さんの会の理念と重なる。
 今年一月、お姉さんの会の特別編が開かれた。医師を囲むワークショップで、緊急時の対応や病院への要望などを出し合った。チラシで開催を知らせ、普段の倍以上の約七十人が集まった。参加しやすい方法をさらに考えて、活動の輪を広げてほしい。
 宮野さんは「医師への感謝の気持ちを忘れないで」と訴える。「ありがとう」の一言が、地域医療を支える潤滑油になる。(鈴木俊哉)

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