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桐生タイムス/2019/2/19 16:05
http://kiryutimes.co.jp/editorial/15513/

地域医療と大学の役割

 昨年、群馬大学医学部付属病院で開かれた手術の手技講習会を取材した。群馬大学のみならず県内の医療機関に勤務するベテラン外科医師らが講師役となり、これから外科医を目指す研修医や、すでに現場で活躍している若手医師に、手術で欠かせない手技の数々を伝えていた。
 外科医といえば、高い見識と瞬時の判断力、それに確かな技術を持ち合わせ、私たちの病気の治療に当たってくれる頼もしい存在といった印象が強い。ただ、医師を目指す若い世代にすると、人の生死に直結する医療の最前線で働くことのリスクは大きいようで、ひとたび医療過誤があれば厳しい責任が問われる今の時代に、決して人気がある専門職種とはいえない。
 手術はチームで行うため、外科医の減少は一人の医師にかかる負担をますます重くする。そんな悪循環にも陥っている。
 外科医のやりがいやおもしろさを若い世代にどうやって伝えたらいいのか。先述した講習会は先輩から後輩に直接語り掛ける機会であり、いざというときに助け合える関係づくりの一環なのだと、主催した大学の医師の話を聞きながら思った。
 こうした地道な取り組みや手術死問題に対する安全対策、県の医師育成支援策などが功を奏し、今年度はわずかに1人だった県内の外科専攻医が、来年度は7人に増える予定だとの報道があった。医師確保に悩む県内医療機関にとっては朗報だ。
 名古屋大学からの外科医派遣打ち切り方針を受けた桐生厚生総合病院が、群馬大学と協議をしたのは昨年末のこと。群大では事情をくみ、3人の外科医派遣を約束した。昨年3月に設置されたぐんま地域医療会議などを通じ、地域医療の実情は関係者の間で共有されている。その成果がさっそく表れた形だ。
 「地元大学との関係性が深まれば、必要に応じた支援態勢が期待できるし、医師確保の視界も開ける」と、病院関係者の声は明るい。金銭面での制約もあるが、医師が働きやすく、やりがいを感じられる環境を整えることは、運営する側の努め。
 翻って私たちにとっての課題は自分の健康を保つこと。1000歩で1・2円の医療費削減効果があるのだと、そんな話も聞く。日々の楽しみを見つけ、からだを動かせば、暮らしは充実するし、医師の負担も減らせる。各自の生活が暮らしやすい地域づくりにつながっている。


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