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福島民報/2019/2/19 10:05
http://www.minpo.jp/news/detail/2019021960419

郡山市西田の試み/人口増へ支え合う住民

 郡山市西田町の住民が人口減少・少子化対策に取り組んでいる。区長会を中心に賛同する団体や個人が西田町少子化対策プロジェクトチームをつくった。地域の課題と将来の展望を共有し、住民の手でまちづくりや解決策を探る。地元の魅力を広める観光マップを作るなど、できることから進める姿勢を貫く。「最終目標は人口増加」を掲げる活動に期待する。
 発足は、昨年四月の義務教育学校「西田学園」の開校がきっかけだ。過疎・少子化が進む中、教育環境改善と九年制による個性豊かな人材を育む場として、小学校五校と西田中が統合された。地域を挙げて子どもを見守り、若者や子育て世代、高齢者らが支え合う町にしようと結束した。
 定期的に現状を把握し、解決策を探る検討会を開いている。地元は郡山市北東部の山里だが、磐越自動車道の郡山東インターチェンジ(IC)があり、東北自動車道の本宮ICも近い。市街地と結ぶ二八八号国道バイパスが整備され、利便性が増している。まずは多くの人に魅力を知ってもらう観光に目を向けた。
 間もなく「西田の花」の地図を発行する。梅生産グループが育てた「梅の里」、室町時代の画僧ゆかりの「雪村桜」、市天然記念物「丹伊田[にいた]の大コブシ」などの名所と見頃を紹介する。次いで歴史や文化を伝える案内を計画している。外への発信だけでなく、古里への郷土愛と誇りを醸成する役割も果たせそうだ。
 住環境の充実も鍵を握る。行政にインフラ整備や土地利用の見直しを求める一方、町外から定住を促す活動などに住民の協力が必要だ。民間の宅地開発により、この二十年間で百戸余り増えた地区では、交流会などを通じ融和を深めている。住みやすさを印象付け、首都圏に住む出身者のUターンや新たな移住の受け入れにつなげてほしい。
 西田学園の開校で廃校になった小学校の活用は、地域振興の追い風になる。市と連携協定を結ぶ東京農工大は、新年度から旧根木屋[ねぎや]小に出張研究所を設ける。バイオ肥料や薬用植物の研究をはじめ、子ども向けのサイエンススクールなどを計画する。旧三町目小は九月から市教育研修センターとして利用する予定だ。周辺の教育・産業機関などを交えた学術研究拠点となるのも夢ではない。
 プロジェクトチームは意識を共に持ちながら、決して急がず、一歩一歩進めるという。子どもたちが心豊かに、たくましく育ち、思いを引き継いで目標を達成する日が楽しみだ。(浅倉哲也)

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