main menu
サイト内検索
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
OpenIDログイン

OpenIDを入力

mixi Yahoo! JAPAN Google BIGLOBE はてな livedoor エキサイト docomo ID

ツッCOM

切り抜き詳細

沖縄タイムス/2019/2/10 12:05
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/383388

辺野古軟弱地盤/工事中止し県と協議を

 名護市辺野古の埋め立て予定区域の軟弱地盤を巡って、想定外の深刻な実態が次々に明らかになっている。
 軟弱地盤の深さも、改良工事に要する砂杭(すなぐい)の数も、けた違いである。
 海面から海底まで約30メートル、その下にある軟弱地盤の層は最も深いところで約60メートル。合わせると90メートルに達する。
 沖縄防衛局は当初、海底掘削(ボーリング)調査の結果をもとに水深70メートルまで地盤改良することを想定していた。 追加調査の結果、大浦湾東側にある「C1護岸」の下の軟弱地盤は最大で90メートルに達することがわかった。
 国内の作業船で深さ90メートルの地盤改良工事に対応する船はない。
 水深70メートルに対応可能な作業船もわずかに2隻のみだという。水深70メートルから下の部分を未改良のままにすると、地盤沈下などさまざまな影響が懸念される。
 改良工事は、多数の砂杭を打ち込み、地盤の中に含まれる水分を吸い上げ、地盤を強化するというもので、使用する砂杭の数が半端でない。
 護岸部分、埋め立て部分、浅瀬部分などを含めると、およそ7万7千本にのぼる。水質汚濁など環境に影響を及ぼすのは確実だ。
 辺野古にこだわればこだわるほど、工事が長期化し、普天間飛行場の一日も早い危険性除去が遠ざかる、という倒錯した事態がいよいよ鮮明になってきた。
 辺野古への新基地建設計画は、本来の目的があいまいになり、難破船のように漂流し始めている。
     海底の地盤の硬さは「N値」で表される。大型構造物の基礎としてはN値50以上が必要とされているが、大浦湾側では「マヨネーズのような」と形容されるN値ゼロの超軟弱地盤が見つかっている。
 国が正式に軟弱地盤の存在を認めたことで玉城デニー知事は「工事を中止し、県と協議すべきだ」と指摘する。
 話し合いによる解決を模索する至極まっとうな主張である。そのような呼び掛けにさえ応じないような政府とは一体、何なのか。
 安倍晋三首相は1月30日の衆院本会議で、新基地建設に要する費用や工期について「確たることを言うのは困難だ」と述べた。新基地建設を巡る基本的なことさえ説明できない事態に陥っているのである。
 安倍首相が約束した普天間の5年以内の運用停止は、何の見通しもないまま、18日に期限を迎える。
     県の工事中止要請には一切聞く耳を持たず、選挙で示された民意も考慮せず、説明責任を果たすこともなく、ただひたすら埋め立て予定地の土砂投入を強行する。
 力業に頼るだけの強権的な新基地建設を負担軽減とは呼ばない。何度でも強調するが、公有水面埋立法に基づく埋め立ては、国と県の信頼関係がなければ実現しない。
 県は国による設計変更申請を認めない方針である。政府は今こそ「引き返す勇気」を発揮し、計画の見直しによって普天間の危険性除去を実現すべきである。


コメント一覧


 

 

©太陽と風と水, 2011/ info@3coco.org  本サイトについて