main menu
サイト内検索
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
OpenIDログイン

OpenIDを入力

mixi Yahoo! JAPAN Google BIGLOBE はてな livedoor エキサイト docomo ID

ツッCOM

切り抜き詳細

宮崎日日/2019/2/9 8:05
http://www.the-miyanichi.co.jp/shasetsu/http://www.the-miyanichi.co.jp/shasetsu/_36979.html

千葉小4女児死亡

◆命を守る覚悟現場へ浸透を◆
 両親から虐待を受けて亡くなった千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さんが書いたとして「お父さんにたたかれたというのはうそです」という書面を父親から見せられ、一時保護の後に親族宅にいた心愛さんを自宅に戻すことを決定した-。記者会見で柏児童相談所長はそう説明した。父親に書かされた可能性が高いとの認識はあったという。
 しかし心愛さん本人に確認することもしなかった。後に児相職員が学校で面談した心愛さんから「書かされた」と明かされたが、一時保護などの措置は取らず家庭訪問もしなかった。「書かせた行為を虐待と捉える必要があった」と所長は謝罪の言葉を繰り返した。
対応の不手際重なる
 父親に続いて母親も逮捕されたこの事件では「なぜ…」が尽きない。児相と市教委、学校もSOSにまともに反応できなかった。
 市教委の担当課長は父親に威圧的な態度で迫られたとはいえ、心愛さんが「お父さんにぼう力を受けています」と書き込んだ学校アンケートの写しを渡していた。虐待が悪化することは容易に想像できそうだが、担当者は「威圧的な態度に恐怖を感じ屈した」「心に引っ掛かるものはあったが、精神的に追い詰められ、やむにやまれず出した」と説明した。
 不手際が重なり、悲劇は起きた。心愛さんは2017年9月、沖縄県の糸満市立小から野田市立小に転校。11月に学校アンケートで父親の暴力を訴えた。このため12月27日まで柏児相に一時保護され、その後は親族宅に身を寄せた。
 18年2月には父親から心愛さんの書面を示され、心愛さんを自宅に戻すと決めた。児相の所長は学校での状況などから「総合的に判断した」とするが、市教委で起きたことを考えれば、より慎重に検討するべきだったろう。
児相強化へ法改正も
 3月上旬、心愛さんは自宅に戻るが、その後の対応も理解に苦しむ。今年に入り、心愛さんは学校を長期欠席。1月の始業式の日に父親から学校に「沖縄の妻の実家にいる」と連絡があった。ところが、児相は心愛さんが亡くなる3日前の1月21日まで長期欠席を把握できず、それ以降も何もしなかった。学校も様子を見に行っていない。
 虐待を受けた疑いがあるとして18年に児相へ通告された子どもの数は前年比22・4%増の8万104人に上った。近年は児相の権限強化や人員増、学校や警察との連携などが議論され、法改正も含め対策が講じられた。だが問題の根はもっと深いところにある。
 東京都で昨年3月、両親から虐待された当時5歳の船戸結愛(ゆあ)ちゃんが「もうおねがい ゆるして」と書き残して亡くなり、政府は児童福祉司らを大幅に増やすなど児相強化策を決めた。だが今回の事件で、子どもの命を守る覚悟をどう現場に根付かせていくかが大きな課題であることが示された。


コメント一覧


 

 

©太陽と風と水, 2011/ info@3coco.org  本サイトについて