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桐生タイムス/2019/2/5 16:05
http://kiryutimes.co.jp/editorial/15483/

SDGsの条例化について

 「SDGs」の言葉にぴんとくる人が、はたしてどれだけいるだろう。先日、桐生市議会総務委員会がSDGsの理念をまちづくりに生かそうと、条例化を目指す方針を打ち出した。現在、桐生市のホームページで条例案を公開しており、12日まで市民の意見を募っている。
 条例案などによれば、SDGsとは2015年9月に国連サミットで採択された2030年までの国際開発目標を指す。
 「誰一人取り残さない」の理念の下、「貧困をなくそう」「すべての人に健康と福祉を」「質の高い教育をみんなに」「ジェンダー平等を実現しよう」「産業と技術革新の基盤をつくろう」「住み続けられるまちづくりを」「パートナーシップで目標を達成しよう」といった17の普遍的目標を設定し、持続可能な社会の実現を目指している。
 それぞれの目標はどれももっともな内容で、そこに異存をはさむ余地はない。「見える化」された目標を意識することで、自分の行動が経済や社会、環境に対しどんな影響を及ぼすのかと少しだけ立ち止まって考える。自治体、企業、市民団体などにとっても、自分たちの活動を俯瞰した視点から見つめ返す。そのきっかけにはなるだろう。
 ただ、SDGsについて理解している市民は、筆者も含めてまだ少ないはず。条例の内容自体には罰則規定もなく、いわば努力目標のようなものだ。条例化したとしても、私たちの暮らしや市民活動を縛るものではなさそうだが、一方で、条例化を急ぐ理由も見つけにくい。
 内閣にSDGs推進本部が設けられたのは2016年のこと。経団連などの経済団体もSDGsの支援推進を打ち出している。SDGsの考えを上手に取り込み、活動の方針を明確にしている団体や事業所もある。
 ただ、条例となれば、その言葉には力が宿る。条文で「市民はSDGsの理解に努め、日常生活において自主的に取り組みに努める」とあれば、そこに一つの価値観が導入される。
 速さよりも質を大事にしたいと、そう思うのは、目まぐるしい変化の時代なればこそ。SDGsとは何か、なぜいま条例化が必要なのか、まちづくりにどう生かされるのか、市民活動への悪影響は本当にないのか。そんなことを意識しながらゆっくりと考えてみたい。「誰一人取り残さない」ためにも、もっと多くの説明を聞いてみたい。


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