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福島民報/2019/1/29 10:05
http://www.minpo.jp/news/detail/2019012959765

外国人客を本県へ/旅行者の立場で考える

 訪日外国人客(インバウンド)の数が昨年、初めて三千万人を突破した。本県での外国人宿泊者数も東日本大震災前のレベルを超え、回復傾向にある。ただ、全国平均から見るとまだ低く、「福島」の認知度は東北トップながらも訪問意欲は伸び悩む。県や市町村はインバウンド誘客を目指して諸施策を展開する。効果に期待するとともに、外国人の目線に立った取り組みを広げる必要がある。
 日本政策投資銀行は昨年十二月に「2018東北インバウンド意向調査」の結果を発表した。本県の対策にもつながる興味深い内容が盛り込まれている。韓国、中国、台湾などのアジア八地域とアメリカ、イギリス、フランス、オーストラリアの欧米豪四地域の合計十二地域の海外旅行経験者を対象に、インターネットで調査した。回答した約六千人の意向をまとめた。
 主要都市の認知度で「福島」は、アジア29・6%、欧米豪25・2%と、ともに東北地方で一位に挙がった。東京電力福島第一原発事故が大きな要因と思われる。ただ、福島を認知している人のうち訪問希望者が占める割合は、全国五十四都市ランキングで最下位だった。
 一方で、日本の旅行の不安材料で「放射能による健康被害が心配」との回答者は毎年減少し、アジアは29・8%、欧米豪13・0%となった。アジアの35・5%、欧米豪の22・8%が「安全と分かれば、支援のため被災地を積極的に訪問したい」と回答。「福島のことは知っているが、原発事故後の状況が分からないので行かない。安全ならぜひ訪問したい」。外国人の思いが浮かぶ。原発事故による偏見や誤解を解消する重要性を改めて認識させられる。
 アジア客の行きたい観光地のイメージベスト10は(1)桜(2)温泉(3)富士山(4)日本的な街並み(5)日本旅館(6)雪景色(7)新幹線(8)日本庭園(9)ショッピングモール(10)紅葉-だった。本県に当てはまる項目が多い。自慢の酒や郷土料理、何より人情味ある県民性…。外国人にとって十分に魅力ある訪問地になる要素はたっぷりある。
 鉄道の駅や空港からのバス、タクシーなどの交通アクセスの整備、多言語による案内表示やアナウンス、無料の公衆無線LANサービス「Wi-Fi」や電子決済による支払い方法の充実など、課題は多い。解決には官民一体の取り組みが不可欠だ。復興五輪は来年に迫った。多くの外国人が本県を訪れ、魅力に触れて、いつかまた来県してくれるよう、機運を盛り上げていこう。(真田裕久)

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