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福島民報/2019/1/26 10:05
http://www.minpo.jp/news/detail/2019012659649

運動選手と鉄剤/貧血対策食を含め広く

 貧血治療に鉄剤が使われる。陸上の長距離選手の競技力向上を目的にした鉄剤注射の不適切使用が問題となり、日本陸連は今春をめどに「原則禁止」とする指針を定める。投与は選手の将来や健康を優先に考えるべきだ。
 日本陸連の資料や県内の医療関係者によると、鉄剤を投与すると血中の酸素を運ぶヘモグロビンが増え、持久力が向上するという。医療行為のため、ドーピングにはならない。鉄分は摂[と]り過ぎると体に悪影響を与える。肝臓などの臓器に蓄積して障害を起こす恐れがあるとされる。
 日本陸連は二〇一六(平成二十八)年度の全日本中学校陸上競技選手権と全国中学校駅伝の出場選手を対象に調査し、約千二百人が回答した。2・2%に当たる二十五人ほどが「鉄剤を注射したことがある」と答えた。
 県教委、県中体連、県高体連、福島陸協に、県内での鉄剤注射の不適切使用についての報告はない。
 福島陸協は日本陸連からの指示で「アスリートの貧血対処七か条」を関係団体に改めて通知した。「食事で適切に鉄分を摂取」「鉄分の摂りすぎに注意」「定期的な血液検査で状態を確認」「疲れやすい、動けないなどの症状は医師に相談」「貧血の治療は医師と共に」「治療とともに原因を検索」「安易な鉄剤注射は体調悪化の元」とした七項目が盛り込まれている。
 日本陸連は二月十日、都内で全国の陸協の医務担当者会議を開く。福島陸協は会議を受け、今後の対応を検討する。
 医療関係者によると、運動選手に多い鉄欠乏性貧血はヘモグロビンをつくる鉄の不足が原因となる。鉄剤の内服には気分が悪くなる、便秘という副作用がある。内服できない場合や貧血が重症の場合に注射で投与する。走ったり跳んだりする運動により、地面との衝撃でヘモグロビンを含む赤血球が壊れたり、汗からも鉄が奪われたりする。体重調整のため食事を減らすことで低栄養、鉄の摂取不足につながる。思春期の女子は生理不順が影響する。
 郡山女子大付属高は三年前から、同大食物栄養学科と連携し、生徒の貧血解消に力を入れている。運動部の中には食生活指導を活動に加える部もある。保護者を交えた調理実習や勉強会、栄養摂取の調査と個別指導、学生との交流を続けている。貧血が改善した生徒は「以前より体が動くようになった」と喜ぶ。
 運動選手の食生活や健康づくりへの支援強化が、県内中学校、高校の部活動に広がることを望む。(三神尚子)

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