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陸奥新報/2019/1/11 10:05
http://www.mutusinpou.co.jp/index.php?cat=2&山岳スキー遭難防止「注目される八甲田ルール」

山岳スキー遭難防止「注目される八甲田ルール」

 八甲田ロープウェー、八甲田スキーパトロール隊や八甲田周辺の宿泊施設などでつくる「八甲田山岳スキー安全対策協議会」が設立され、山岳スキー遭難事故時の対応などを定めた「八甲田ルール」の運用を始めた。ルールでは定められたコース外などで遭難が発生した場合、救助に関する活動費用を遭難者に請求することが記されている。県内での同種のルール策定は初のケースとみられる。
 雪国の本県にあって、冬季観光の促進は長年の課題だ。さまざまなイベントが企画されたり、温泉や食など本県の良質な観光資源と組み合わせたPRが積極的に行われているが、効果が一朝一夕のうちに表れるというものでもない。
 その中にあって、近年、大自然の雪山を滑り降りる「バックカントリー」でのスキーやスノーボードがブームとなっている。中でも八甲田は、そのダイナミックな景観に加え、雪質も良質なスノーパウダーとのことで、外国人観光客からも人気を集めている。
 雪を観光資源と考えた場合、本県は多くの宝に恵まれていることになる。バックカントリーが外国人観光客に人気という点も心強い。まだまだ本県への誘客が見込まれるインバウンド対策の柱の一つとして、バックカントリーを中心に据えたスキー観光は、発展していく可能性があるといえるだろう。
 一方で人気が高まれば、それに伴って事故が増えるなど、マイナス面が目立つようになる。コースとして整備されていないバックカントリーはゲレンデスキーと比べて遭難の危険性が高く、事故の発生が全国的に増えている。本県の冬山遭難は概して少ない傾向にあるが、バックカントリー人気がさらに高まれば、今後増えることも予想されるだろう。
 ルールではバックカントリースキーなどの際は、入山・登山届を提出するよう求め、その上で八甲田ロープウェースキー場のコース外や営業時間外の利用で遭難が発生した場合、救助活動に関する人件費やロープウエーの時間外運行費などを遭難者に請求することを記している。
 八甲田ルールでは、バックカントリーで楽しむために、万全の準備と細心の注意を払うことと、滑走の自由を満喫するためには「自己責任」が伴うことへの理解を求めている。人の手が加わるゲレンデスキーとは異なるだけに、スキーヤーに相応の心構えを持ってもらい、きちんとした装備と定められた入山届などの手続きを求めることは重要なことだ。その上で、「万が一」に至った場合は応分の救助活動費を負担してもらう。理にかなったルールであり、スキーヤーらの理解も得やすいだろう。県内では、八甲田以外にも良好な環境でスキーを楽しむことができる地域がある。八甲田ルールの今後の展開を注視し、こうしたルール作りがさらに輪を広げることを期待する。


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