main menu
サイト内検索
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
OpenIDログイン

OpenIDを入力

mixi Yahoo! JAPAN Google BIGLOBE はてな livedoor エキサイト docomo ID

ツッCOM

切り抜き詳細

桐生タイムス/2018/12/11 16:06
http://kiryutimes.co.jp/editorial/15360/

改正入管法が問うもの

 外国人労働者の受け入れを拡大する改正出入国管理法が成立した。在留資格として技能水準に応じ、特定技能1号と2号を新設。在留期間は1号で最長5年。熟練した技能者が対象となる2号は更新制で、実質の永住も可能となり、家族を日本に呼び寄せることもできる。
 政府によれば、対象となる業種は介護や外食業、建設業などの14業種。これらの仕事について、施行後5年間で最大約34万5000人の外国人労働者の受け入れを見込むのだという。
 ただ、今回決まったのはあくまで大枠。受け入れ業種も人数も、さらには特定技能を測る方法も給与保障の仕組みも、詳細は国会で決めるのではなく、担当省庁が省令で示すという。疑問や不安ばかりが膨らみ、答えは先延ばしされた印象だ。
 先日、製造業の企業で働く男性と話をした。会社ではベトナムからの技能実習生を複数受け入れており、男性は彼らの上司として、同じ工場の生産ラインで働いているのだという。
 かたことの日本語ながらコミュニケーションに問題はなく、明るく気のいい若者たちだと思っていたら、突然1人2人と仕事を休み始めた。連絡がとれず居場所もつかめない。ほどなく向こうから連絡があり。別の会社に勤めるので、そちらを辞めます。「ありがとうございました」とあいさつされた。
 心配が解けて安堵する一方、屈託なく話すそぶりにあきれもしたが、賃金や労働環境のいい企業が見つかれば、素早くそちらに乗り換える姿勢に、そんなものなのかもしれないとも思ったというのだ。もちろん経営者の感覚とは異なる、一労働者としての素直な感想なのだろう。
 スマートフォンを自在に扱う世代である。ベトナム人に限らず、日本で学び働く多くの外国人はそれぞれ独自のネットワークを形成しており、互いに連絡を取り合っている。仕事に限らず衣食住の情報などをやりとりし、頻繁に移動もする。人として当たり前の権利でもある。
 既存の技能実習制度については、悪質なブローカーに搾取され、低賃金で働かされる技能実習生の実態が問題視された。そこを是正するのは当然のこと。さらに大きな課題は、生活者としての彼らと同じ社会で暮らす私たちの側にある。彼らとどう接点を設け共生するのか、そこも避けては通れない。企業とともに地域に課された宿題だ。


コメント一覧


 

 

©太陽と風と水, 2011/ info@3coco.org  本サイトについて