main menu
サイト内検索
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
OpenIDログイン

OpenIDを入力

mixi Yahoo! JAPAN Google BIGLOBE はてな livedoor エキサイト docomo ID

ツッCOM

切り抜き詳細

徳島新聞/2018/12/6 10:05
http://www.topics.or.jp/articles/-/134531

知事5選出馬表明/多選批判を打ち消せるか

 飯泉嘉門知事が、任期満了に伴い来年4月に予定される知事選に5選出馬する意向を、正式に表明した。
 県議会11月定例会での代表質問に答え、「夢と希望をもたらす未知の世界への羅針盤となる」と決意を述べた。
 本県の知事選で5選を目指すのは、1981年に立候補し落選した武市恭信氏以来。当選すれば戦後最長の長期政権となる。
 飯泉氏が正式に名乗りを上げた今、県民は4期16年に及ぶ飯泉県政を見つめ直す必要があろう。
 16年間の実績として、飯泉氏は可動堰問題を抱えていた吉野川整備計画の前進や、東京一極集中を崩す消費者庁移転に向けた取り組みなどを強調した。
 6月の本会議でも就任以来の足跡を振り返り、「誇りと豊かさを実感できる徳島づくりに、全力で取り組んできた」と感想を語っている。自治省(現総務省)出身で行政に精通しているとあって、おおむね手堅い県政運営を進めてきたといえよう。
 Jリーグチーム発足やとくしまマラソン開催、LED関連企業を集積する「LEDバレイ構想」の促進といったインパクトのある施策も実現させ、活性化に一定の成果を挙げてきた。
 しかし、長年の懸案で改善できていないものが少なくない。糖尿病による死亡率は全国で最悪レベルが続く。汚水処理設備の普及率も16年連続で最下位のままだ。
 糖尿病検診と観光を組み合わせた外国人向け「医療観光」をはじめ、立ち消え状態となった事業も目につく。
 実際、16年間で「誇りや豊かさを実感」できた県民はどれだけいるだろうか。
 東京の民間研究所が行っている都道府県の魅力度調査で毎年、本県は最下位層に甘んじている。県の魅力が十分伝わっていない表れである。
 羅針盤として何をどうしていくのか、飯泉氏は代表質問の答弁で具体像を語ったものの総花的に終始し、物足りなかったのが残念だ。
 現職知事の在任期間は、石川県の谷本正憲氏が7期と最も長い。兵庫県の井戸敏三氏が5期で続き、4期は飯泉氏を含めて10人いる。
 次期徳島県知事選で、多選の是非が焦点となるのは間違いない。
 多選には批判的な声が多い。権力が過度に集中し、行政の硬直化や政治腐敗を招く恐れが強まるからだ。
 不明朗な形で特定の音楽プロダクション代表に多額の県費が流れた「とくしま記念オーケストラ問題」は、飯泉県政最大の失態である。多選の弊害と非難されても仕方あるまい。
 代表質問で出馬の意向を聞いた県議は「長すぎるのではという声が、ないわけではない」とくぎを刺した。
 飯泉氏は謙虚に受け止めるべきだ。その上で、多選批判を消し去るビジョンや施策を示せるかが、問われている。


コメント一覧


 

 

©太陽と風と水, 2011/ info@3coco.org  本サイトについて