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桐生タイムス/2018/12/4 16:05
http://kiryutimes.co.jp/editorial/15345/

学ぶ意欲育む改革を

 文部科学省の中央教育審議会が先月、これからの大学改革の指針となる「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」を公表した。そこには三つの方向性が打ち出されている。
 一つ目は、学生が何を学び、身に付けることができるのかを明確にし、成果を実感できる教育を行うこと。二つ目は、現在の7割程度に縮小する18歳人口を見据え、教育の質と規模の適正化を図りながら社会人や留学生の受け入れ拡大を図ること。三つ目は、地域全体の高等教育のグランドデザインを視野に入れ、地域のニーズにこたえつつ、特色ある高等教育機関どうしの連携や統合を行うこと。
 これらの視点を考慮し、全国の各大学では独自色を打ち出そうと改革に取り組んでいる。
 群馬大学もまたしかりである。公表された宇都宮大学との共同教育学部設置は、定員減が見込まれる中で教育研究の質を保つためには必要な方策だろうし、近隣の大学どうしで共通学部を設置運用する動きは今後、全国的にも広がるはずだ。
 総合情報学部(仮称)の創設も、AI(人工知能)やビッグデータ、IoT(モノのインターネット化)といった新技術を組み込んだ社会を構築するうえで時流に沿うもの。先端の情報技術を扱うことにたけた人材を育てるには、文理融合型の教育研究組織が必要なのだと言われれば、そこに異存はない。
 ただ、理工学部の改組についてはまだ、再編後の明確なかたちもメリットも見えていない。
 学内ではおそらく白熱した議論の最中だろうし、中教審が示した方向性も踏まえ、これまで以上に学生本位の教育研究システムを構築するには、さてどうすればいいのかと、具体的な方策を探っているに違いない。
 自らの大学時代を振り返れば授業のコマ数ばかりがやけに多く、教員が一方的に講義するスタイルにおもしろみは感じなかった。細切れの知識ばかりを詰め込んだような記憶が残る。
 中教審の答申のように、学生が何を学べるのか、何を身に付けることができたのか、成果を実感できるような、大学らしい思い切った仕組みを実現してほしい。授業の中身を事前にしっかり提示し、教える側がもっと学生に手間をかけ意欲を育む。
 理想かもしれないし、足りないものも多々ある。でも、選ばれる大学を目指すならば、人を育む力に焦点を当ててほしい。


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