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デーリー東北/2018/11/30 10:05
http://www.daily-tohoku.co.jp/jihyo/jihyo.html?医学部入試の公平性/検証と公表、改革を急げ(11月30日)

医学部入試の公平性/検証と公表、改革を急げ

 東京医科大の入試で女子や3浪以上の合格者数を抑える得点操作が8月に明らかになって以来、医学部入試が公平に実施されているのかという疑惑が次々と噴出した。大学側の対応が鈍く、ごく少数の大学が点数操作を認めただけで、受験生らに不安が高まっている。
 一部で医学部の一般入試出願が12月から始まる。数万人が志願する難関の医学部入試への影響は大きい。違法な差別によって不合格にされた受験生の救済は一刻の猶予も許されない。各大学は医学部入試の検証を基に公平の原則に立ち返るべきだ。
 憲法と教育基本法は、全ての国民に「その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利」を規定し、人種や信条、性別、社会的身分、経済的地位、門地による差別を禁じている。この公平性は入試の根幹を成す。
 医学部入試の疑惑は文部科学省が行った全国81医学部への緊急調査で深まった。この6年間平均の男女合格率を比べると女子の合格率が極端に低い医学部が数校ある。理科系のほかの学部にない不自然な男女差だ。不適切な入試をうかがわせる実態が浮かび上がった大学は、事実を公表して疑惑の霧を払い、入試差別に決別すべきだ。
 この問題では日本学術会議や日本医学会連合が男女共同参画の立場から、入試と教育の機会均等を訴える声明を出している。共に女性医師が働きやすい環境整備を提言しており、評価できる。女性医師の増加は医療の改革の契機にもなる。
 問題の震源地となった東京医科大では女性の学長が選出され、差別のない入試に向けて改革が始まった。今年と昨年の入試で本来なら合格ラインを超えていた女子67人を含む101人について追加合格の対象として意向を聞いている。追加合格者の数だけ来年の募集定員が減るのは、入試を正常に戻すため、やむを得ない経過措置だろう。
 入試は大学の自治に委ねられているが、社会の信頼がなければ成立しない。その意味で全国医学部長病院長会議が提言した「大学医学部入学試験制度に関する規範」は重要だ。性別や浪人年数・年齢を理由に判定に差異を設けることを不適切としており、基本指針となる。まず、この新しい規範に沿い入試が公正に実施されるよう求めたい。
 ただ、入試要項に明記すれば同窓生子弟枠などを認めるという規範にも疑問は残る。同窓生の子弟優先は特に私学の医学部に根強い慣習で、公平性を損なう温床になる恐れがあり、再考すべきだ。


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