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桐生タイムス/2018/11/20 16:06
http://kiryutimes.co.jp/editorial/15314/

相談しやすい関係を

 特殊詐欺の被害がなかなか減らない。先日も、桐生市内で暮らす80歳の女性が息子を装った男らに現金800万円とキャッシュカードをだまし取られたと報道があった。カードからは100万円が引き出されたとあるので、暗証番号まで聞き出されてしまったのだろう。
 息子、会社の上司、郵便局員を名乗る男らが次々と電話をかけ、ミスを犯した息子が追い込まれている状況を説明し、息子を助けるには1400万円が必要なのだと吹き掛ける。その後、職場の関係者を名乗る男が女性宅まで足を運び、用意できた現金とキャッシュカードを受け取ると、そんな手口である。
 桐生署の担当者によると、最近は被害者を誘導して金融機関から現金を振り込ませる手口よりも、犯人側が直接、被害者宅にまで足を運び、現金やキャッシュカードをだまし取るケースが増えているのだという。
 だますのは〝息子〟ばかりではない。〝市職員〟を名乗る人物は「保険の払い戻しがある」と誘い、還付金を振り込むからと、暗証番号を聞き出し、直接カードを受け取りに出向く。「警察官がキャッシュカードを取りに行くので、その人にカードを預けてほしい」と、そんな大胆な手口も増えているようだ。
 警察では金融機関やコンビニエンスストアの協力を仰ぎ、高額の現金を引き出そうとしている高齢者にひと声かける取り組みを進めている。そこで特殊詐欺だと判明することも多く、水際作戦は一定の効果を上げている。犯行グループがわざわざ被害者宅を訪れ、キャッシュカードと暗証番号を直接入手しようとする動きの背景でもある。
 身内を名乗る人物から電話があれば、こちらから電話をかけ直して確認する。電話番号が変わったと新しい番号を教えられた場合でも、昔から知っている古い番号にかけてみる。「電話番号を変える人は珍しいですから」と、件の担当者は話す。もちろん、知らない人には現金やキャッシュカードを預けない、暗証番号を教えないこと。
 日ごろ何でも相談できる相手を見つけておくことも大切。何か言えば叱られるかもしれない、心配や迷惑をかけるかもしれないと、そんな気おくれや気遣いが、犯罪予防の妨げになることもある。犯人が逮捕されても失った金は戻ってはこない。相談しやすい環境をどう醸成するか、社会の課題でもある。


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