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桐生タイムス/2018/11/13 16:05
http://kiryutimes.co.jp/editorial/15295/

変化を促す他者の声

 自分の考え方や方法論を見つめ直すのは意外に難しい。自分を相対化する作業が必要となるわけで、それには他者の声に耳を傾けるのが効果的。意見交換できればなおさら有効だ。
 先日、障害のある子どもの放課後デイサービスに取り組む事業所のスタッフたちによる勉強会に立ち会った。現場で働くスタッフが、日ごろ抱える疑問や課題を洗い出し、それについて意見を述べ合っていた。
 そのとき話題となった課題の中に会議の進め方がある。障害の状態や性格などを含め、利用者の個性はさまざま。一人ひとり異なる情報をスタッフ間でしっかりと共有する作業は、質の高い支援を提供するうえでは欠かせないものとなる。情報の共有をより確かなものにするためにも、後で見返すためにも、議事録づくりは欠かせないのだが、ある事業所ではそれを会議の司会進行役が兼務していた。
 議事録づくりは専門の人に任せた方が、会議をスムーズに進行できるし、間違いの少ない記録にもつながる。議事録の文章の末尾があいまいな表現にならないよう、発言者が文章の最後まで言いきるように促すことは司会者の大切な役割。そうやって出席者各人の意識を高めることが、意義のある会議につながり、ひいては利用者の支援にもよい影響を与えるのではないか。そんな指摘にうなずくスタッフの姿が印象的だった。
 別の日、群馬大学理工学部のある研究室を訪れた際、教授の机がやけに高くなっていることに気づいた。そういえば椅子も消えている。聞けば、最近は立って仕事をするよう心掛けているのだという。立ったまま考え、調べ、パソコンで論文を仕上げる。椅子に座ってしまうと動きが鈍くなり、作業効率は低下する。長時間座ったままの姿勢だと腰への負担も増すし、時間の使い方もルーズになるのだと、理由を説明してくれた。
 作業効率が上がれば帰宅時間も早くなる。身に覚えのあることなので、ついうなずいた。
 会議の進め方にしろ、椅子を廃した研究スタイルにしろ、当たり前だと思っていたものとは異なる価値観やルールに触れたときこそ、普段の自分の姿勢を見つめるチャンス。他者の声に耳を傾け、これまでと同じでいいのかと問い直し、これはと思うものは素直に受け入れていく。そんな柔軟な姿勢を保ち続けたいと、改めて思うのだ。


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